明治安田生命J1リーグの北海道コンサドーレ札幌は、Kリーグ1(韓国1部)水原三星で元日本代表FW齋藤学(32)とチームメイトの韓国代表FWキム・ゴンヒ(27)を獲得するようだ。28日、韓国紙『東亜日報』が伝えている。
水原三星の下部組織出身であるキム・ゴンヒは、身長186cmで左利きの大型ストライカー。2018年5月から韓国国軍傘下の金泉尚武FCでプレーし、2020年1月に水原三星に復帰。2021シーズンはじん帯損傷で長期離脱を強いられたものの、リーグ戦19試合の出場で6ゴールをあげていた。
そして今年1月15日には、国際親善試合・アイスランド戦で韓国代表デビュー。今季は2カ月間の戦線離脱もあり、ここまでリーグ戦22試合中9試合の先発出場で2ゴールにとどまっているが、直近4試合ではスタメンに抜てきされていた。
『東亜日報』の報道によると、キム・ゴンヒは水原三星との契約が今年12月までである中、今夏移籍を熱望。韓国国内移籍の可能性が取りざたされていたが、今月15日までのKリーグ追加選手登録期限までに成立しなかったという。
ただKリーグの移籍市場に詳しい関係者によると、同選手は北海道コンサドーレ札幌移籍間近であるとのこと。すでに両クラブは移籍金で大筋合意に達しており、交渉は最終調整の段階に入っているという。
また、水原三星はすでに韓国2部の釜山アイパークから北朝鮮代表FWアン・ビョンジュン(32)を獲得。『東亜日報』は「水原三星は、アン・ビョンジュンの獲得でキム・ゴンヒの退団に未練はない」と見解を示している。
北海道コンサドーレ札幌はJ1第22節終了時点で勝ち点24の獲得にとどまっており、14位に低迷。スロベニア人FWミラン・トゥチッチ(25)がリーグ戦11試合の出場で無得点のほか、ブラジル人FWドウグラス・オリヴェイラ(27)も1ゴールと、外国人ストライカーが結果を残せていない。
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