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伊東純也のヘンク退団報道に「現金化は今しかない」近日中にクラブ間合意か

伊東純也 写真:Getty Images

 KRCヘンク所属の日本代表FW伊東純也(29)には、リーグアン(フランス1部)スタッド・ランスへ移籍する可能性が浮上。ベルギーメディア『VOETBAL』は27日、ヘンクが同選手の放出に踏み切るべき理由を綴っている。

 伊東純也はKRCヘンクの主力選手として活躍すると、昨年10月にクラブと2024年6月まで契約延長。今年4月下旬にはバイエル・レバークーゼンやボルシア・メンヒェングラートバッハからの関心が伝えられていたが、噂は立ち消えとなっていた。

 しかし『Het Nieuwsblad』は26日になって「スタッド・ランスは伊東純也を獲得するために、KRCヘンクとの交渉を開始した」と報道。移籍金1000万ユーロ(約13億9000万円)を用意しているとみられるほか、日本国内の一部メディアは近日中にクラブ間合意に達する可能性を伝えている。

 『VOETBAL』は「サヨナラ伊東純也?ヘンクが彼を手放すべき理由」という見出しをうち、伊東純也の去就に関する特集記事を掲載。「ヘンクは29歳で契約期間を2年残している伊東純也(の獲得を狙うクラブ)に対して、少なくとも1000万ユーロを要求している」

 「もしヘンクがこの日本代表選手を現金化するならば、それは今しかない。ヘンクはベルギーで数少ない外国人投資家の手に渡らないプロクラブであり、大きな利益を生む選手の転売がビジネスモデルとして残っている」とし、今夏の移籍ウィンドウが同選手放出のベストタイミングだと主張している。

  なおスタッド・ランスは今夏の移籍ウィンドウで、U21フランス代表FWウーゴ・エキティケ(20)をパリ・サンジェルマンへ放出。エキティケの後釜候補は伊東純也、アーセナル所属FWフォラリン・バログン(21)、スポルティングCP所属FWユセフ・ラマーリョ・シェルミティ(18)、ジェノア所属FWアレクサンデル・ブクサ(19)と伝えられていた。