サッカー香港代表は19日、EAFF E-1サッカー選手権2022（旧東アジアサッカー選手権）決勝大会で日本代表と対戦。この試合では、キックオフ前に中国国歌が流れたことが話題を呼んでいる。
香港代表はFIFAワールドカップ・カタール大会こそアジア2次予選で敗退したものの、55年ぶりAFCアジアカップ本大会の出場権を獲得。北朝鮮代表の辞退をうけて今回のE-1選手権に出場しており、来年のAFCアジアカップを見据えた戦いという位置づけのもと、日本代表との一戦に臨んでいる。
その日本代表との一戦では、試合前に両国の国歌演奏が実施。しかし中国人民共和国の国歌である「義勇軍進行曲」が流れると、香港代表の選手たちはほぼ全員が硬い表情を浮かべていた。
この中国国歌の演奏にツイッターでは「なぜ中国国歌なのか？」、「そりゃ歌いたくないよね」、「気まずい時間…」と疑問の声や上がっているほか、香港代表選手に対する同情のコメントも見られている。
香港では「2019年逃亡犯条例改正案」が議会に提出されたことをきっかけに、大規模な反対デモが発生。警察当局が武力行使により市民に危害を加えたことが国際問題となっていた。
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