ロイヤル・アントワープ所属の日本代表MF三好康児(25)は、ジュピラー・プロ・リーグ開幕1週間前の時点でも今夏移籍の可能性があるようだ。18日、ベルギーメディア『VOETBAL』が伝えている。
三好康児は川崎フロンターレから北海道コンサドーレ札幌や横浜F・マリノスへの期限付き移籍をへて、2019年夏にアントワープへ移籍。昨季はリーグ戦で15試合の先発出場にとどまり、レギュラー定着には至らなかった。
しかし今季開幕前の練習試合では、再三にわたり開幕戦スタメン入りへアピール。今月9日のレッドブル・ザルツブルク戦で2試合連続となるゴールを決めると、16日のディナモ・キエフ戦でも持ち前のドリブル突破でチャンスを演出するなど、好パフォーマンスを披露している。
『VOETBAL』は「ミヨシはザルツブルク戦でゴールを決め、ディナモ・キエフ戦でも主役のひとりであった。マルク・ファン・ボメル監督は間違いなく彼を中心選手として考えており、チーム内で重要な役割を用意している。今シーズン、ミヨシがより多くのプレー時間を期待できることは明らかだ」と、三好康児のパフォーマンスを高く評価するとともに、レギュラーに定着する可能性があると主張している。
ただ一方で、三好康児とアントワープの現行契約が来年6月までであることを指摘。その上で「ミヨシの将来については、まだ何も決まっていない。彼はこの夏に契約を更新しなければならず、更新しない場合は売却される。現時点でもクラブとミヨシの代理人との間では(契約延長にむけての)話し合いが行われていない」と今夏退団の可能性に触れている。
つづけて「ミヨシが今夏のメルカートで売却される可能性はまだ残っているが、彼に興味を持ったクラブはまだない」とし、現時点では他クラブからのオファーが届いていないことも伝えている。
海外挑戦4年目にして、初めてレギュラー定着のチャンスをつかんだ三好康児。今月22日にUEFAヨーロッパカンファレンスリーグ・予選2回戦1stレグが控えているが、今夏の去就は依然として白紙の状態であるようだ。
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