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元FC東京・原大智はスペイン2部で今季開幕?STVV復帰報道も…

原大智 写真:Getty Images

 FC東京下部組織出身のFW原大智(23)は先月、レンタル期間満了によりシント=トロイデンVV(STVV)を退団。現在はスペイン2部デポルティーボ・アラベスのプレシーズントレーニングに参加しているが、アラベスの一員として今季開幕を迎えることになりそうだ。13日、スペインメディア『EL CORREO』が伝えている。

 原大智は昨年8月、デポルティーボ・アラベスからSTVVへレンタル移籍。シーズン前半戦は日本代表FW林大地(25)とポジション争いを繰り広げていたが、今年1月にFW鈴木優磨(26)が鹿島アントラーズへ復帰したこともありレギュラーに定着。ジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)全34試合中20試合の先発出場で8ゴール3アシストと結果を残していた。

 そんな原大智については、STVV幹部が完全獲得に動いていることを明かしていたものの、先月7日にSTVV退団が正式決定。しかしアラベスの専門サイト『Noticias de Alava』が「ハラの将来について、確実なことはない」と報じると、ベルギーメディア『VOETBAL』が今月はじめにSTVVによる同選手再獲得の可能性を伝えていた。

 その中、アラベスのセルヒオ・フェルナンデスSD(スポーツディレクター)が今夏の移籍市場でストライカーの獲得に動かないことを明言。原大智やFWママドゥ・シラ(28)、FWミゲル・デ・ラ・フエンテ(22)の3選手について「我々のもとには3人の優秀なストライカーがいる。彼らの可能性と能力を全面的に信頼している」と語るなど、チームに必要不可欠な戦力であることを強調した。

 アラベスは今月17日にスペイン2部ブルゴスと練習試合を行うほか、プレミアリーグのウルバーハンプトン・ワンダラーズ、トルコ1部の強豪ベシクタシュとの対戦も予定している。シラやフエンテとのポジション争いを制するためにも、原大智には練習試合でのアピールが求められる。