浦和レッズは一部サポーターが声出し応援やブーイングなど「新型コロナウイルス感染症対応ガイドライン」の違反行為を繰り返したことにより、Jリーグから勝ち点剥奪等の処分を科すと警告されていた。その中、明治安田生命J1リーグ第20節・浦和レッズ対京都サンガに関して、Jリーグ公式ツイッターアカウントによる動画投稿が炎上している。
浦和レッズの一部サポーターは、これまで再三にわたり声出し応援やブーイングを実施。今月2日の明治安田生命J1リーグ第18節・ガンバ大阪戦でも「声出し応援エリア」が設置されていない中で同様のルール違反を犯すと、Jリーグ側は浦和レッズに対して2000万円の罰金や無観客試合の開催、勝ち点剥奪等の処分を科す可能性を示唆していた。
このJリーグからの警告もあり、今月6日に埼玉スタジアム2002で行われた京都サンガ戦では、目立ったブーイングや声出し応援は見られなかった。
その中、Jリーグ公式ツイッターアカウントでは11日19時20分に1本の動画がアップ。試合終了のホイッスルが鳴った瞬間、浦和レッズ所属MF大久保智明(23)と京都サンガ所属MF白井康介(28)が同時にピッチに倒れ込む瞬間をアップし、「完全に一致…」と大爆笑の顔文字を交えながら投稿されている。
これに対して、浦和レッズサポーターやJリーグファンから「何が面白いのか」、「選手へのリスペクトは?」、「死力を尽くして闘った選手に対して失礼」、「選手に誤れ」と批判が噴出。中には日本サッカー協会(JFA)の「リスペクト宣言」に反するという主旨のコメントも見られる。
さらに浦和レッズに関しての投稿内容ということもあり、「もう浦和には触れるな」、「浦和を馬鹿にするな」、「また浦和かよ」という声も殺到している。
なおこの一戦では、前半18分のMF松尾佑介(24)がピッチに倒れ込んだ場面について「松尾がピッチに倒れている。浦和サポーターが、プレーを切らない京都の選手に対し、声を出してブーイングを行っている」とJリーグ公式が速報。浦和レッズサポーターからやJリーグファンからは「これは酷い」、「悪意しかない」、「ねつ造は良くないぞ」、「やり方が汚い」とSNSで批判の声が上がっていた。
声出し応援やブーイングをきっかけに浦和レッズとJリーグの関係に注目が集まる中、またしてもJリーグ側の情報発信が物議を醸している。
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