Jリーグ ヴィッセル神戸

神戸・三木谷浩史会長「安倍元総理のご自宅に…」10年前のエピソード回顧も

三木谷浩史 写真:Getty Images

 明治安田生命J1リーグ・ヴィッセル神戸の三木谷浩史代表取締役会長(57)が11日午前、自身のツイッターアカウントを更新。8日の襲撃事件で死亡した安倍晋三元内閣総理大臣・元自由民主党総裁(67)に哀悼の意を表するとともに、安倍晋三氏との思い出を振り返った。

 安倍晋三元首相は8日午前11時10分から、奈良県奈良市の近鉄大和西大寺駅前で参議院選挙立候補者の街頭演説会に参加。演説を行っていたところ、午前11時30分ごろに背後から銃で2発撃たれた。その後、奈良県橿原市内の奈良県立医科大学病院で集中治療を受けていたものの、午後5時3分に死亡。安倍晋三元首相の遺体は9日、東京都内の自宅に到着している。また自由民主党関係者の話によると、今月11日に通夜が執り行われるほか、葬儀は12日に予定しているという。

 元総理大臣の死亡事件が世間を震撼させる中、経済界で多大な影響力を持つ三木谷浩史氏は、安倍晋三元首相とのツーショット写真をアップ。「金曜日に米国から東京への帰国フライト中、安倍元総理が銃撃にあい、最終的に残念ながら亡くなられたという知らせを受けました。帰国後の土曜日は本当に悲しく何も手につかず自宅でぼんやりとしておりました」

 「昨日は、安倍元総理のご自宅に弔問に行って参りました。昭恵夫人はじめご親族ともご挨拶ができ、お線香をあげお顔を見ることができました。悔しい思いで一杯でしたが、安らかなお顔を見ることもでき、ご冥福をお祈り申し上げて参りました」と、襲撃事件の一報が入ってからの心境の変化を明かしている。

 さらに三木谷浩史氏は「第二次安倍政権では、薬のインターネット販売で意見が合わず対立するなどのこともありましたが、本当に新しいイノベーション、ベンチャーの味方であり、三大経済団体より前に新経済連盟幹部と面談するなど、日本の伝統を守りつつ日本が変わらなければならないという意識も非常に強かったと思います」

 「また、外交などさまざまな話題について、本当にウィットに富む話ができる安倍元総理が、いかに世界のリーダーに好かれていたかを知る機会も多くありました」と、改めて安倍晋三元首相のリーダーシップを高く評価。

 「個人的に、思い出に残っているエピソードとしては、10年程前ですが、厳しい癌と戦っていた父の病室に、同じ病院で健康診断がおありになった安倍さんが父の病室にわざわざ見舞いにきてくれたこともありました」

 「経済的に苦しむ日本を思い、大胆な政策をやり切り、外交的なプレゼンスをあげた人情味溢れる偉大な日本のリーダーに最大限の敬意をあらためて表すとともに、ご冥福をお祈りさせて頂きたいと思います」とを綴った。