
シント=トロイデンVV(STVV)所属の日本代表GKシュミット・ダニエル(30)が、今後のキャリアプランや今夏移籍の見通しについて語った。9日、ベルギー紙『Het Belang van Limburg』が伝えている。
シュミット・ダニエルは2019年7月、明治安田生命J1リーグのベガルタ仙台からSTVVへ完全移籍。海外挑戦1年目から正守護神に定着すると、昨年8月にSTVVと契約延長。2021/22シーズンもジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)34試合中31試合に先発出場していた。
またFIFAワールドカップ・カタール大会アジア最終予選では4試合でベンチ入り。先月のキリンチャレンジカップ・キリンカップサッカー2022では全4試合中2試合に先発出場しており、カタールW杯メンバー入りに近づいている。
そんなシュミット・ダニエルは日本代表の活動終了後、STVVのプレシーズントレーニングに合流。すでに練習試合でフル出場するなど、2022/23シーズンも正守護神を務めることが予想されている。
しかし本人は『Het Belang van Limburg』のインタビューで「次のステップへの準備はできていると感じていますが、それまではシント=トロイデンVVでのプレーに集中するだけです」と今夏移籍の考えがあることを明かしている。
ただ一方で「どのクラブもSTVVにやって来ていない」と現時点で他クラブからのコンタクトがないことを告白。『Het Belang van Limburg』も同選手の現状について「正直なところ、シュミット・ダニエルがSTVVで4シーズン目を迎えるとは思ってもいなかった」と説明している。
なおシュミット・ダニエルは今年3月にも『Het Belang van Limburg』のインタビューで「他の多くの選手と同じように、僕もヨーロッパで最大のコンペティションであるプレミアリーグでプレーすることを強く望んでいます」
「でも毎週シントトロイデンのためにプレーできることはとても幸せですよ。僕にヨーロッパでプレーする機会を与えてくれたクラブですしね」とステップアップ移籍への思いを語っていた。今年11月にカタールW杯を控える中、同選手はオファーが届かない現状に対して複雑な思いを抱いているようだ。
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