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モンツァは2021/22シーズンにセリエA初昇格を決めると、サンプドリア所属の日本代表DF吉田麻也(33)の獲得に乗り出している。そんなモンツァのオーナーを務めるシルヴィオ・ベルルスコーニ氏(85)が、2022/23シーズンの目標や中長期的なビジョンを語った。26日、イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』が同氏のコメントを伝えている。
ベルルスコーニ氏は、1986年からおよそ30年間にわたりミラン会長を務め、右腕のアドリアーノ・ガッリアーニ氏(77)とともにクラブ経営に従事。UEFAチャンピオンズリーグ(CL)連覇や、セリエA3連覇を成し遂げる。そして2017年にミランを中国資本へ売却すると、翌年に当時セリエC所属だったモンツァを買収していた。
そのモンツァは、ベルルスコーニ体制4年目の2021/22シーズンにセリエBを4位で終えると、昇格プレーオフを突破。1912年のクラブ創立以来、110年の歴史で初めてのセリエA昇格を果たしている。
そんなベルルスコーニ氏は、2022/23シーズンの目標を聞かれると「我々にとっても、本拠地のある地域全市民にとっても素晴らしいことだ。次はスクデットを獲得し、チャンピオンズリーグに出場して、そこでも優勝したいと思っている。私の人生では、勝つことには慣れているからね」と喜びを表現している。
くわえて同氏が「確かにチャンピオンズリーグは素晴らしいイベントだ。いつか優勝するだろう。しかし我々には別の目的がある。(そのために)まずはセリエAで10位以内をキープする」と語ると、イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』が27日にこのコメントを紹介している。
一方でモンツァのアドリアーノ・ガッリアーニCEO(最高経営責任者)は、イタリア紙『カルチョ・エ・フィナンツァ』で「(セリエA昇格を)モンツァは110年待ったんだ。すぐにセリエBに戻りたくない。セリエA上位10クラブはほぼ確定しているから、非常に難しい戦いになる。今の目標は10位以内に定着することだ」とコメント。ベルルスコーニ氏と同様の目標を立てている。
そして「(海外の有力選手にとって)かつてはセリエAでプレーすることが目的だったが、現在はプレミアリーグやラ・リーガに行くための通過点になっている。 今日のセリエAのクラブが、チャンピオンズリーグで優勝することは非常に困難になっている」とイタリアサッカー界全体の問題点についても述べた。
イタリア元大統領でもあるベルルスコーニ氏は、各年代のイタリア代表へ多くのタレントを供給するようなクラブを望んでいるという。ガッリアーニ氏とともにミランの黄金期を築き上げた同氏にとっては、実現可能な夢と言えるだろう。イタリア代表が2018年ロシア大会から2大会続けてFIFAワールドカップ出場を逃しているだけに、両者による選手育成に注目が集まる。
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