
ウニオン・ベルリン所属のFW遠藤渓太(24)は、今夏ドイツ2部クラブへの移籍が噂されている。その中、ドイツ紙『ビルト』が同選手に関する横浜F・マリノスとウニオン・ベルリン間の取引内容を報じた。
遠藤渓太は横浜F・マリノスで頭角を現すと、2020年7月にウニオン・ベルリンへレンタル移籍。2020/21シーズンにブンデスリーガで16試合に出場すると、昨年4月にウニオン・ベルリンが買い取りオプション行使により、同選手を完全獲得していた。
しかし2021/22シーズンはわずか4試合の出場、出場時間わずか51分に終わったほか、今年3月以降は膝の負傷の影響もありほぼ全試合でベンチ外となっていた。また、ドイツ紙『Braunschweiger Zeitung』は今月15日、ドイツ2部昇格組のアイントラハト・ブラウンシュヴァイクが左サイド強化の目的で遠藤渓太の獲得に興味を示していると報じている。
『ビルト』はウニオン・ベルリンが遠藤渓太を完全獲得した際、横浜F・マリノスに対して100万ユーロ(約1億4000万円)を支払ったと報道。同選手との契約期間は2023年6月までとなっているほか、1年間の契約期間延長オプションが盛り込まれているという。
また、遠藤渓太がウニオン・ベルリンで出場機会が少なかった要因について「エンドウは左ウイングを好んでいが、ウニオンのシステムにはこのポジションが存在しない」と説明。ウニオン・ベルリンのウルス・フィッシャー監督が3バックを基本としたシステムを採用していたことが、同選手のプレースタイルとマッチしなかったと見解を示している。
さらにベルリンの地元メディア『BZベルリン』は、ウニオン・ベルリンの現有戦力に関する特集記事を掲載。その中で遠藤渓太については「エンドウはもはや現実的な選択肢ではない」とし、2022/23シーズンの構想から外れていると主張した。
なお、ブラウンシュヴァイクは2012/13シーズンにブンデスリーガ昇格を果たしたが、翌2013/14シーズンにブンデスリーガで最下位に終わり、2部へ降格。その後は2部と3部を行き来している。また2021/22シーズンは3部で2位となり、2部復帰を果たしている。
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