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久保建英にマジョルカ残留説が!レアルに4億円支払いで再レンタルも

久保建英 写真:Getty Images

 日本代表MF久保建英(21)はレアル・マドリードで構想外とみられる中、レンタル期間延長によりRCDマジョルカに残留する可能性があるようだ。16日、スペインメディア『Futbol Moderno』が伝えている。

 久保建英は昨年8月、レアル・マドリードからRCDマジョルカへ1年レンタルにより加入。ルイス・ガルシア前監督のもとでコンスタントに先発起用されていた。しかし、今年3月に元日本代表指揮官であるハビエル・アギーレ氏の監督就任をきっかけに、ベンチ要員へ降格。4月以降はリーグ戦8試合中2試合の先発出場にとどまっていた。

 そのため、一部のスペインメディアは久保建英が2021/22シーズン限りでレンタル期間満了によりマジョルカを退団すると予想。同選手のレンタル期間延長の場合、マジョルカはレアル・マドリードに対して追加で300万ユーロ(約4億1000万円)を支払う必要があることを退団の理由に挙げていた。

 しかし『Futbol Moderno』は「マジョルカが久保建英を再びレンタルで獲得しようとする」と見出しをうち、同選手残留の可能性を報道。「クボはレアル・マドリードと契約を結んで以来、安定したシーズンを送ることが難しくなっている」と久保建英の現状を説明した上で「マジョルカがラ・リーガ残留を果たした今、選手もクラブも残留実現へ強い関心を抱いている。原則として、買い取りオプションなしのレンタル移籍になるだろう」と主張している。

 一方でレアル・マドリード残留の可能性については先日、スペイン紙『エル・エスパニョール』が「レアル・マドリードに居場所はなく、トップクラブへのレンタル移籍を模索中」と報道。EU圏外枠の兼ね合いや2021/22シーズン終盤での出場機会減少を理由に、レアル・マドリード復帰は来年以降になると見解を示していた。

 なお、久保建英は今月10日のキリンカップサッカー2022・ガーナ戦で日本代表での初ゴールをあげている。FIFAワールドカップ・カタール大会出場を目指しているだけに、2022/23シーズンにどのクラブでプレーするのか注目が集まる。