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元横浜FM遠藤渓太に独2部昇格組関心か。数週間後に移籍の可能性も

遠藤渓太 写真:Getty Images

 かつて横浜F・マリノスに在籍していたFW遠藤渓太(24)は、現在ブンデスリーガのウニオン・ベルリンに所属しているが、2022/23シーズンはドイツ2部でプレーするかもしれない。15日、ドイツ紙『Braunschweiger Zeitung』が伝えている。

 遠藤渓太は2020年7月に横浜F・マリノスからウニオン・ベルリンへ移籍。海外挑戦1年目の2020/21シーズンはブンデスリーガで16試合に出場していたが、2021/22シーズンはわずか4試合の出場に。出場時間はわずか51分だったほか、今年3月以降は膝の負傷の影響もありほぼ全試合でベンチ外となっていた。

 『Braunschweiger Zeitung』の報道によると、ドイツ2部昇格組のアイントラハト・ブラウンシュヴァイクが左サイド強化の目的で遠藤渓太の獲得に興味を示しているとのこと。ブラウンシュヴァイクの幹部はドイツメディアのインタビューで「エンドウは興味深い選手だ。だが、彼は他の1,2人ともにこのポジション(左サイド)の獲得候補のひとりに過ぎない」とコメント。同選手への関心を認めている。

 また、ブラウンシュヴァイクはすでにウニオン・ベルリンにコンタクトをとり、遠藤渓太放出の可能性を問い合わせた模様。ただ『Braunschweiger Zeitung』は、遠藤渓太とウニオン・ベルリンの契約期間が来年6月までであると伝えた上で「ネックになるのは、ウニオンが要求している移籍金だろう。実際に取引が行われるかどうかは、今後数週間後に決まる」と言及。ブラウンシュヴァイクにとって移籍金が高額である可能性にふれている。

 そしてドイツの移籍情報サイト『トランスファー・マルクト』によると、遠藤渓太の市場価値は90万ユーロ(約1億3000万円)であるという。

 なお、ブラウンシュヴァイクは2012/13シーズンにブンデスリーガ昇格を果たしたが、翌2013/14シーズンにブンデスリーガで最下位に終わり、2部へ降格。その後は2部と3部を行き来している。また2021/22シーズンは3部で2位となり、2部復帰を果たしている。