セリエA ユベントス

ユベントスが移籍金ゼロで獲得してきたスター選手4選

FWフェルナンド・ジョレンテ 写真:Getty Images

フェルナンド・ジョレンテ

2005年から2013年にかけてスペインのアスレティック・ビルバオに所属し、328試合中111得点(カップ戦を含む)を挙げたFWフェルナンド・ジョレンテ(エイバル)。2012/13シーズン開始前からユベントスへの移籍の噂が立っていたが、ビルバオは契約期間残り1年のジョレンテをは手放さなかった。

しかしながら、シーズン開始から当時のマルセロ・ビエルサ監督にはスタメン出場機会をほとんど与えられなかったジョレンテ。2013年1月にビルバオはユベントスとの交渉に入ると、約6ヶ月後に移籍が確実となった。

ジョレンテの得点力はすぐにユベントスの大きな武器となる。加入から2015年までの通算で92試合中27得点を記録し、前線のパートナーであったFWカルロス・テベスと共に、リーグ優勝(2013/14、2014/15)はもちろんCL準優勝(2014/15)にもチームを導いた。


FWキングスレイ・コマン 写真:Getty Images

キングスレイ・コマン

現在ドイツ、バイエルン・ミュンヘンの主力となっているスターFWキングスレイ・コマンは、ユベントスでのプレーを経てこそ今があると言って良い。2014年7月にPSGから移籍金ゼロでユベントスに移籍した時、これほどの選手に化けることをは誰も想像していなかっただろう。

2013年にPSGの最年少デビュー記録を更新(16歳246日)するも、トップチームに入り込むチャンスをほぼ得られず、ユベントスでの新しい冒険を選んだコマン。ユベントスでは2014/15シーズン若干18歳にして20試合にも出場し、セリエAとコッパ・イタリアの2冠優勝を経験した。

得点とアシストのそこまでの結果はなかったが、コマンの成長した姿は多くのビッグクラブの興味を惹きつけた。2015年8月、バイエルンへの2年間のレンタル移籍が決定。レンタル額は約9億5000万円、買取オプション額が約28億6000万円だった。2017年に買取も実現し、ユベントスは大儲けをしたことになる。

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名前Uccheddu Davide(ウッケッドゥ・ダビデ)
国籍:イタリア
趣味:サッカー、アニメ、ボウリング、囲碁
好きなチーム:ACミラン、北海道コンサドーレ札幌、アビスパ福岡

14年前に来日したイタリア人です。フットボール・トライブ設立メンバーの1人。6歳の時に初めてミランの練習に連れて行ってもらい、マルディーニ、バレージ、コスタクルタに会ってからミランのサポーターに。アビスパ福岡でファビオ・ペッキア監督の通訳も務めた経験があります。

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