日本代表DF板倉滉(25)はマンチェスター・シティからのレンタル期間満了により、今季限りでのシャルケ退団が濃厚とみられている。同選手にはセルティックをはじめ複数クラブからの関心が伝えられているが、アイントラハト・フランクフルトで元日本代表MF長谷部誠(38)のチームメイトになる可能性もあるようだ。
板倉滉は昨年8月にシャルケへ1年レンタルにより加入すると、すぐにレギュラーに定着。ドイツ2部リーグでほぼ全試合に先発出場し、シャルケのブンデスリーガ昇格に大きく貢献。シャルケ幹部は板倉滉のパフォーマンスを高く評価するとともに、限られた予算内で同選手の完全獲得を最優先するとみられていた。
しかし、ドイツ紙『ビルト』は「シャルケはブンデスリーガに復帰したものの、彼を引き留めるだけの資金がないようだ。買い取りオプションは590万ユーロ(約7億9800万円)に設定されている」と綴るなど、板倉滉のシャルケ残留が厳しいと主張。また、ドイツ国内の複数メディアは買い取りオプション行使の期限が今月31日までであると報じている。
そんな板倉滉については、英紙『マンチェスター・イブニングニュース』は「イタクラにセルティックやSCフライブルクが関心を寄せている」と伝えていた。
すると、イギリスメディア『スカイスポーツ』ドイツ版は「アイントラハト・フランクフルトは、イタクラに目をつけているブンデスリーガのクラブのひとつである。マインツもイタクラに似た特徴を持つセンターバックの獲得を目指している」と報道。フランクフルトやマインツが争奪戦に加わる可能性を指摘している。
一方で「シャルケはイタクラの完全獲得へあらゆる手を尽くしたいと考えているようだ。マンチェスター・シティは売却にこだわっており、もう一度レンタルで放出することはない。シャルケはマンチェスター・シティの意向を把握している上、すぐにでも彼を獲得できるクラブが多いため、プレッシャーを感じている」と、シャルケが争奪戦でおくれをとると予想した。ドイツ国内外から注目を浴びる板倉滉。セルティックを含む複数クラブの争奪戦の行方に注目が集まる。
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