
FC東京下部組織出身のFW原大智(23)は今季、レンタル先のシント=トロイデンVV(STVV)で好成績を残していたが、来季は他クラブでプレーする可能性が高いようだ。23日、ベルギー紙『Het Belang van Limburg』が伝えている。
原大智(23)は昨年8月、デポルティーボ・アラベスからSTVVへレンタル移籍すると、今シーズン後半戦で主力選手として活躍。ジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)全34試合中20試合の先発出場で8ゴール3アシストと結果を残すと、ベルギーでのシーズン終了後にはアラベスのトレーニングに参加していた。
STVVの立石敬之CEO(最高経営責任者)は、来季にむけて現有戦力の維持に努める方針を打ち出している。ベルギー国内では、STVVが原大智の完全獲得に向かう可能性があると伝えられていた。
一方でスペイン紙『アス』は今月20日、アラベスの来季メンバーに関する特殊記事を掲載。クラブがスペイン2部へ降格したこともあり、原大智をはじめレンタル組の復帰を計画していると主張していた。
『Het Belang van Limburg』の報道によると、STVVはドイツ2部インゴルシュタット所属のFWファティ・カヤ(22)を獲得することがほぼ確実になったとのこと。同選手がすでにメディカルチェックを受けていることから、移籍手続きは最終段階に入ったとみられている。
そして『Het Belang van Limburg』は原大智の去就について「アラベスがどうするつもりなのか、まだ様子を見なければいけない」と説明。日本代表FW林大地(25)については「彼はまだ(他クラブから)関心を寄せられているが、STVVで十分な契約期間がある」と今夏残留を予想している。
なお、本田圭佑の兄であり原大智の代理人を務める本田弘幸氏は今月15日にツイッターを更新。アラベスのスペイン2部降格の瞬間を見届けたことを明かすと「リーガの残留争いは、どの選手もいつもの力が発揮出来ない展開となってる印象。監督含め過度なプレッシャーによる緊張、焦り、恐れに対して、正常ではない。残留か降格かの天と地の差の分かれ道で、結果出せる強さを身につけたい。今夏もハードワーク必須」とツイート。文末には「Alaves」、「降格」、「1部でプレー」とハッシュタグ付きのコメントも添えていた。
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