タイ代表MFジャルンサック・ウォンコーン(24)は、以前に鹿島アントラーズや清水エスパルスなどJリーグ複数クラブからの関心が伝えられていた。しかし、手倉森誠率いるBGパトゥム・ユナイテッドが今月20日に同選手の獲得を公式発表している。
身長167cmで右利きのウォンコーンは、タイ・リーグ1(タイ1部)のサムットプラーカーン・シティFCでブレイク。元鹿島アントラーズ監督の石井正忠氏から指導を受ける中、2020/21シーズンはリーグ戦30試合中29試合の先発出場で3ゴール15アシストをあげていた。
この活躍もあり、タイ国内では清水エスパルスや鹿島アントラーズ、V・ファーレン長崎からの関心が報じられていた。また、昨年7月にはモンテディオ山形が同選手の獲得にむけて選手サイドにコンタクトをとったと伝えられていた。
Jリーグ移籍が噂されていたウォンコーンだが、昨年10月末のリーグ戦で右ひざのじん帯損傷で長期離脱。シーズン終盤の先月上旬に復帰したものの、2021/22シーズンは14試合の出場で2ゴール3アシストと不本意な結果に終わっていた。
ウォンコーンの去就については、サムットプラーカーン・シティを退団してBGパトゥム・ユナイテッドと5年契約を結ぶことが確実になったと、英メディア『90min』のタイ語版が今月8日に報道。すると、BGパトゥム・ユナイテッドも20日になって同選手の獲得を公式発表している。
なお、BGパトゥム・ユナイテッドは2021/22シーズンのリーグ戦を2位で終了。石井正忠率いるブリーラム・ユナイテッドからわずか2ポイント差でリーグ優勝を逃していた。一方、AFCチャンピオンズリーグではグループステージを首位で通過。8月中旬開催のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)決勝トーナメント1回戦では傑志(香港)と対戦する。
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