明治安田生命J1リーグのサンフレッチェ広島に所属する元スイス代表FWナシム・ベン・カリファ(30)が移籍に至った経緯や日本での居心地の良さを語った。
チュニジアとスイスの二重国籍を有するベン・カリファは、スイス1部のグラスホッパー・チューリッヒやヤングボーイズ、ブンデスリーガのボルフスブルクなどに在籍。2020年11月からチュニジア1部のエスペランス・スポルティーブ・ドゥ・チュニスでプレーしていたが出場機会に恵まれず、今年3月25日に契約解除により退団していた。
そして先月25日になってサンフレッチェ広島への加入が正式決定。4月29日の明治安田生命J1リーグ第10節・清水エスパルス戦でデビューすると、その後はリーグ戦4試合つづけてピッチに立っている。
そんなベン・カリファはスイス放送協会のインタビューに対応。「(チュニジアのスタジアムは)いつも熱狂的だったね。サッカー選手としては、ある程度まではその熱狂的な雰囲気が好きなんだけど、その限界を超えることがよくあったんだ」とチュニジアでのプレーを回顧している。
そして日本へ新天地を求めるきっかけを聞かれると「(チュニジアでのプレーが)もうこれ以上は無理だと思ったんだ。それと同時に日本からオファーが来た。だから(エスペランス・スポルティーブ・ドゥ・チュニスとの)契約を解除したんだ」
「(ミヒャエル・)スキッベ監督から誘われたときは何も考えなかったね。彼は素晴らしい人間だし、コーチとしても非常に相性がいい。彼のサッカーを見る目が好きなんだ」とコメント。グラスホッパー・チューリッヒ在籍時に指導を受けていたスキッベから連絡があったことを明かしている。
さらに日本での生活については「日本はとても平和だね。ほとんどのチームメイトは英語を話せないけど、目や手には世界共通の言語がある。(来日してから)今まで出会った人たちはみんな、とても親切でフレンドリーだったね。それにスタジアムのインフラも素晴らしい。3週間日本にいるけど、素晴らしいとしか言いようがないよ」と好意的なコメントを残している。
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