日本代表・海外組 海外日本人選手

オナイウ阿道も放出候補?トゥールーズ会長が注目発言「選手獲得の前に…」

オナイウ阿道 写真:Getty Images

 トゥールーズ所属の日本代表FWオナイウ阿道(26)は、シント=トロイデンVV(STVV)移籍が噂されている。トゥールーズの専門サイト『Les Violets』は16日、トルコメディアの報道を引用する形で同選手退団の可能性について伝えた。

 オナイウ阿道は昨年7月に明治安田生命J1リーグの横浜F・マリノスからリーグ・ドゥ(フランス2部)のトゥールーズへ完全移籍。昨年10月から年末にかけて不振に喘いでいたものの、リーグ戦全38試合に出場して10ゴール2アシストをマーク。前線でし烈なポジション争いを強いられる中でも結果を残して、チームのリーグアン(フランス1部)昇格に大きく貢献していた。

 そんなオナイウ阿道については、ジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)のSTVVからの関心が伝えられている。

 その中、『Les Violets』はトルコ方面の情報として「トゥールーズはガラタサライ(トルコ1部)からムスタファ・モハメドを350万ユーロ(約4億7000万円)の買い取りオプション付きレンタルにより獲得すると噂されている。トゥールーズダミアン・コモリ会長はこの噂に対して『他の選手を買う前に、ストライカーを売らなければならない』と語ったようだ」と報道。

 その上で来季のトゥールーズのメンバーについて「リーグアンでのシーズンにむけて、前線を含むすべてのポジションで選手を探している。2023年6月まで契約しているリース・ヒーリーの将来は、このオフシーズンの課題のひとつになるだろう。ナタン・ンゴモウもベルギーで名前が出回っているオナイウ阿道と同じく、どのクラブも欲しがる選手だ」と説明。トゥールーズがオナイウ阿道をはじめ複数選手の売却に踏み切る可能性があると主張している。

 なおベルギーメディア『VOETBAL』の報道によると、オナイウ阿道とトゥールーズの契約期間は2024年6月までであるとのこと。トゥールーズは同選手獲得の際に横浜F・マリノスに対して移籍金が70万ユーロ(約9500万円)を支払っているという。