日本代表MF鎌田大地(25)は2017年6月に明治安田生命J1リーグからアイントラハト・フランクフルトへ完全移籍。バルセロナ戦をはじめ大舞台で結果を残していることから、さらなるステップアップ移籍が期待されている。その中欧州サッカーの移籍専門サイト『Euro Football Rumours』が10日、同選手に関するサガン鳥栖とフランクフルトの取引内容を報じた。
鎌田大地はサガン鳥栖からフランクフルトへの完全移籍後、一度は構想外となりジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)のシント=トロイデンVV(STVV)へレンタル移籍。しかし、STVVで2桁ゴールをあげると、フランクフルト復帰後も結果を残して主力に定着している。
そして今季はここまでブンデスリーガで33試合中31試合に出場して4ゴール3アシストをマーク。UEFAヨーロッパリーグ(EL)はここまで11試合中10試合の先発出場で5ゴールと活躍。先月14日開催の準々決勝2ndレグ・バルセロナ戦では敵地カンプ・ノウで追加点をアシストすると、先月28日の準決勝1stレグ・ウェストハム・ユナイテッド戦でも決勝ゴールをあげており、フランクフルトの決勝進出に大きく貢献している。
そんな鎌田大地にはセビージャやリーズ・ユナイテッドからの関心が伝えられている。またイギリスメディア『フットボール・インサイダー』は「カマダを視察するため、UEFAヨーロッパリーグ準決勝2ndレグ・ウェストハム戦にリーズなど複数クラブがスカウト陣を派遣した」と報じていた。
『Euro Football Rumours』も「リーズ、鎌田大地への関心が噂される」という見出しのもと、鎌田大地の去就に関する特集記事を掲載。『フットボール・インサイダー』の報道内容を紹介した上で、「もしカマダを適切な移籍金で獲得できるのであれば、リーズ・ユナイテッドにとって賢明な補強であるだろう」と主張している。
この『Euro Football Rumours』の記事内では、「フランクフルトは2017年夏、160万ユーロ(約2億2000万円)を投じてサガン鳥栖からカマダを獲得した」と綴られている。また、ドイツの移籍情報専門サイト『トランスファーマルクト』によると、鎌田大地の市場価値は2200万ユーロ(約30億2000万円)と伝えていることから、フランクフルトが獲得時の10倍以上の値段で売却する可能性があるようだ。
なお、フランクフルトは今月18日にEL決勝・レンジャーズ戦を控えている。欧州カップ戦で活躍している鎌田大地にとって、より多くのクラブから注目を浴びるための舞台になりそうだ。
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