ハンガリー1部のフェレンツヴァーロシュTCに所属するノルウェー代表FWトクマック・グエン(28)は、明治安田生命J1リーグの名古屋グランパス移籍の可能性が伝えられているが、どうやら他のJリーグクラブも同選手の獲得を狙っているようだ。9日、オランダメディア『SPORTNIEUWS』が伝えている。
左ウイングを本職とするグエンはノルウェー国内の複数クラブをへて、2019年2月にフェレンツヴァーロシュTCへ加入。2019/20シーズンに左サイドでレギュラーに定着すると、2020/21シーズンにはUEFAチャンピオンズリーグ・グループステージでユベントスやバルセロナなどと対戦している。
また、今季もここまでリーグ戦32試合中26試合に先発出場して9ゴール6アシストをマーク。グエンの活躍もあり、フェレンツヴァーロシュTCは国内リーグ4連覇を成し遂げている。
そんなグエンの去就については、名古屋グランパス移籍の可能性を日本国内の一部メディアが先月に報道。名古屋グランパスサポーターからは、ドーピング検査陽性によりサッカー活動禁止処分中であるポーランド代表FWヤクブ・シュヴィルツォク(29)退団の可能性を懸念する声が上がっていた。
一方、ハンガリーメディア『csakfoci』は先月下旬、エールディビジ(オランダ1部)のフェイエノールトが選手サイドにオファーを提示した報道。そしてハンガリーメディア『Nemzeti Sport』は選手サイドがサウジアラビア国内クラブやスュペル・リグ(トルコ1部)のベシクタシュからのオファーを断ったと伝えている。
その中、『SPORTNIEUWS』は「フェイエノールトの他に日本の2つのクラブがグエンに関心を寄せている」と報道。具体的なクラブ名は明らかになっていないものの、名古屋グランパス以外のJリーグクラブが同選手獲得に興味を示しているようだ。
また、フェイエノールトの動きについては「フェイエノールトはグエン獲得にむけて、すでに複数回にわたり代理人と話し合っている。ただ、現時点では具体的なことは何も決まっていない」と伝えている。
なお、グエンとフェレンツヴァーロシュTCの契約期間は今年6月までであり、選手サイドは契約延長を望んでいない模様。フリーでの獲得が可能であるとはいえ、年俸面で欧州クラブとのマネーゲームになれば、Jリーグ勢は不利になるかもしれない。
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