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福岡元監督ペッキアのセリエA昇格でディナー招待期待も!レアル時代の“師匠”ベニテスが賛辞

ラファエル・ベニテス監督(写真左)とファビオ・ペッキア監督(写真右) 写真:Getty Images

 アビスパ福岡元指揮官のファビオ・ペッキア氏率いるクレモネーゼは、1995/96シーズン以来となるセリエA昇格を決めている。このペッキア監督の手腕に対して、レアル・マドリード元監督のラファエル・ベニテス氏が賛辞を送った。8日、イタリアメディア『CUORE GRIGIO ROSSO』が伝えている。

 現在48歳のペッキア氏は昨年1月にクレモネーゼの監督に就任すると、2020/21シーズンの後半戦で9勝6分6敗と、残留争いに巻き込まれていたチームの立て直しに成功する。そして今季は開幕から順調に勝ち点を積み重ね、レッチェやピサなどとのセリエA昇格争いを展開。4月に入って2勝1分3敗とやや足踏み状態になっていたが、今月6日開催の最終節・コモ戦で2-1と勝利。20勝9分9敗、勝ち点67の2位で今季を終え、セリエA昇格を果たした。

 ペッキア氏は過去にナポリやレアル・マドリード、ニューカッスル・ユナイテッドでアシスタントコーチとしてラファエル・ベニテス監督に従事。ベニテス氏は先月にイタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』のインタビューで現在もペッキア氏と連絡を取り合っていることを明かした上で「セリエA昇格を祝うために、クレモナにある最高級のレストランでのディナーに招待してくれることを私は願っているよ」と愛弟子にメッセージを送っていた。

 そんなベニテス氏はクレモネーゼのセリエA昇格をうけて「私の友人であるファビオ(の成功)を、大きな喜びをもって祝福するよ。ファビオの家族、テクニカルスタッフ、クラブ、サポーターに賛辞を送りたい。ファビオは若い選手たちに最初から素晴らしい仕事をさせたわけだし、そんな選手たちを見事に指導したんだ」

 「シーズン終盤の数試合で味わった苦しみは、(セリエA昇格という)達成された目標に対してさらなる称賛をもたらすものだ。私の友人よ、仲間と楽しく過ごして、少し休んでくれ。すぐに新たなチャレンジがやって来るし、再び成功を収めることを確信しているよ」とコメントを残した。

 なお、ペッキア氏はエラス・ベローナやアビスパ福岡の監督を務めた後、2019年7月から2019/20シーズンにコッパ・イタリア・セリエC(イタリア国内カップ戦)で優勝を成し遂げたものの、クラブ幹部がアンドレア・ピルロ氏の招へいに踏み切ったため、1シーズン限りでユベントスを離れていた。