日本代表DF吉田麻也(33)は今季終了後のサンプドリア退団やJリーグ復帰が噂されている。その中、セルティックの専門サイト『THE CELTIC BHOYS』が「セルティックが今夏獲得に挑戦すべきセリエA所属の3選手」と題した特集記事を掲載。セルティックに対して吉田麻也の獲得を推薦している。
吉田麻也は今季途中までレギュラーに定着していたものの、監督交代の影響もあり3月20日開催のセリエA第30節・ヴェネツィア戦以降はベンチ要員に降格。先月30日に行われたジェノアとのダービーマッチから2試合つづけて出番がない状況となっている。
また同選手とサンプドリアの契約期間は今年6月までと伝えられているが、現時点で契約延長の公式発表はない。その中、『カルチョメルカート』は「ヨシダには2つの選択肢がある。サンプドリアとの契約期間を1年延長する、もしくは日本に戻るかだ。複数のJリーグクラブが彼の獲得を考えている」と先月12日に報道。サンプドリア退団の場合にはJリーグ復帰が既定路線であるという見解を示していた。
『THE CELTIC BHOYS』は、セルティックのライバルクラブであるレンジャーズが今年1月にユベントスからウェールズ代表MFアーロン・ラムジー(31)を獲得したことにふれた上で、「セルティックがこの夏、目をつけるべきセリエAの選手たちがいる」と主張。
セルティックがセリエAのクラブから獲得する価値のある選手として、吉田麻也やローマ所属のアメリカ代表DFブライアン・レイノルズ(20)、USサレルニターナ1919所属のボスニア・ヘルツェゴビナ代表FWミラン・ジュリッチ(31)の名前を挙げている。
そして吉田麻也については「ヨシダは長年にわたり、欧州サッカーの最高峰で活躍してきた。サウサンプトンで150試合以上に出場すると、2020年1月にサンプドリアへレンタル移籍で加入した。サンプドリアは翌年の夏に彼と正式契約を締結。ヨシダのイングランドサッカーのトップリーグでの活躍はこの移籍で終わりを告げた」
「彼はイングランドで培った守備力と経験を生かし、イタリアで活躍することが運命づけられていた。サンプドリアに移籍して以来、その守備力をいかんなく発揮している」
「しかし、33歳のヨシダはサンプドリアとの契約がこの夏で切れるため、フリーになる可能性がある。セルティックはこの夏に彼の獲得を考慮する可能性がある」
「セルティックに前田大然、旗手怜央、井手口陽介、古橋亨梧という4人の日本人スターがいることを踏まえると、ヨシダの経験を守備陣に還元するためにも獲得するのは悪いアイディアではないかもしれない」と見解を述べている。
なお、サンプドリアは今月7日開催のセリエA第36節・ラツィオ戦で敗れており、2部降格圏の18位カリアリとはわずか5ポイント差となっている。吉田麻也や元イタリア代表FWファビオ・クアリャレッラ(39)など契約延長が行われていないベテラン選手の去就は、残り2試合での結果に左右されるかもしれない。
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