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南野拓実ら3選手の名前が!リバプール獲得狙うフランス代表有望株の交換要員に英紙指名

南野拓実 写真:Getty Images

 日本代表FW南野拓実(27)は今季限りでのリバプール退団が噂されているが、フランス代表MFオーレリアン・チュアメニ(22)とのトレードによりリーグ・アン(フランス1部)のASモナコへ移籍する可能性があるようだ。1日、英紙『デイリー・エクスプレス』が伝えている。

 同選手は昨年7月にレンタル先のサウサンプトンからリバプールに復帰したが、今季もここまで公式戦8試合の出場にとどまっているほか、プレミアリーグではスタメン出場がない。また、先月下旬の代表ウィーク後は一度も公式戦のピッチに立っていないほか、今月5日開催のUEFAチャンピオンズリーグ準々決勝1stレグ・ベンフィカ戦でのベンチ入りを最後に公式戦5試合つづけてメンバー外となっている。

 そんな南野拓実の去就を巡っては、今年1月にリーズ・ユナイテッドやリーグアン(フランス1部)のASモナコなどがリバプールに対して獲得の打診を行ったものの、リバプールはオファーを却下。選手本人もリバプール残留を望んでいると報じられていた。ただ、今年2月にリーズ・ユナイテッド移籍の噂が再燃すると、3月にはボルシア・ドルトムントやラツィオが移籍先候補に浮上していた。

 その中、『デイリー・エクスプレス』はリバプールがASモナコ所属のフランス代表MFオーレリアン・チュアメニ(22)獲得を狙っていることを紹介。そしてチュアメニに関する取引で交換要員に盛り込まれる可能性がある選手として南野拓実やイングランド代表MFアレックス・オックスレイド=チェンバレン(28)、MFカーティス・ジョーンズ(21)の3選手を挙げている。

 そして南野拓実について「2020年1月に加入して以来、ミナミノはベンチからのインパクトプレーヤーとして活躍し、カップ戦ではスタメンとしてそのクオリティを発揮してきた。しかし、(ユルゲン・)クロップのもとで主力の座を掴みとることはできておらず、今季終了後に退団する可能性もある」

 「ミナミノはリバプールのカップ戦で12試合に出場し、10ゴール3アシストをマークするなど、27歳という年齢で全盛期を迎えつつある。モナコは彼を攻撃陣に加え、チュアメニとの引き換えにより少額の移籍金で獲得できる可能性に魅力を感じているだろう」と説明している。

 チュアメニはFCジロンダン・ボルドーの下部組織で頭角を現すと、2020年1月にASモナコへ完全移籍。今季はここまでリーグ戦35試合中30試合で先発出場するなど、中盤センターの守備的なポジションでレギュラーに定着している。また、昨年9月にはフランス代表でデビュー。欧州屈指の有望株として注目を集めており、すでに多くのメガクラブから関心を寄せられている。

 ただ『デイリー・エクスプレス』はチュアメニの移籍先候補について「アーセナル、チェルシー、リバプール、そしてマンチェスター・ユナイテッドがチュアメニの今夏獲得に興味を示していると言われている。そして、レアル・マドリードも彼を獲得しようとしているという報道があるが、プレミアリーグが彼の好ましい行き先であると理解されている」とプレミアリーグ挑戦が有力という見方を示している。