
シント=トロイデンVV(STVV)に所属する元日本代表MF香川真司(33)は東南アジア移籍が噂されていたが、実現する可能性は限りなく低いようだ。4月30日、インドネシアメディア『Tribun Batam』が伝えている。
同選手は昨年12月にギリシャ・スーパーリーグ(ギリシャ1部)の強豪PAOKを退団し、1月10日にSTVVへ正式加入。2月13日開催のジュピラー・プロ・リーグ第27節・ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズ戦でデビューすると、その後はリーグ戦8試合中5試合で後半途中から出場したほか、先月10日の最終節スタンダール戦では移籍後初めて先発出場していた。
また、本人はスタンダール戦後のメディアインタビューで「バルセロナからオファーがあれば行きますよ!」とジョークと飛ばした上で「普通はSTVVに残りますね」とSTVV残留が既定路線であることを明かしていた。
その中、インドネシアメディア『BOLA TIMES』は先月中旬、「ペルシブ・バンドン(インドネシア1部)がカガワの獲得に興味を示しているという噂がある」と報道。ペルシブ・バンドンが過去に元チェルシーのマイケル・エッシェンやカールトン・コールを獲得したことを紹介した上でビッグネーム獲得再現の可能性を伝えていた。
また、香川真司の年俸負担に関して「カガワを迎え入れ、高い給料を支払うことに何の問題もないことは確かだ。ペルシブ・バンドンはインドネシア国内で最も資金力のあるクラブのひとつである」と主張していた。
しかし、ペルシブ・バンドンの監督は同選手獲得の可能性について「デマだ」と完全否定したとのこと。一方クラブ幹部は「外国人選手の獲得は簡単だ。良い選手がたくさんいる」と語ったものの、香川真司については言及しなかったという。
香川真司は先月にベルギー国内メディアのインタビューを受けた際、「ヨーロッパに残って自分がピッチで何ができるか証明したいと思っています。もう一歩先へ進みたいか僕には分かりませんし、あまり先のことは考えていません。STVVで本当に進歩できてますよ」と改めて欧州挑戦続行にこだわっていることを明言。くわえてFIFAワールドカップ・カタール大会出場への意欲も見せていた。それだけに今季終了後のタイミングで東南アジアに新天地を求めることは考えづらいだろう。
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