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井手口陽介の出番減少は“不運”だ!ポステコグルー監督が同情「チャンスをつかめば…」

井手口陽介 写真:Getty Images

 セルティックのアンジェ・ポステコグルー監督は、元日本代表MF井手口陽介(25)の出番が少ないことについて言及した。4月30日、英紙『デイリーレコード』が伝えている。

 同選手は昨年12月31日にガンバ大阪からセルティックへの完全移籍が正式決定。1月17日開催のスコティッシュ・プレミアシップ(スコットランド1部)第21節・ハイバーニアン戦でデビューしたものの、1月22日のスコティッシュ・カップ4回戦・アロア・アスレティック戦で先発出場した際に相手選手から強烈なタックルを受けて膝を負傷。およそ3週間にわたり戦列を離れると、復帰以降も公式戦3試合の途中出場、先発出場なしと出番が限られている。

 そんな井手口陽介について、ポステコグルー監督はスコティッシュ・プレミアシップの優勝決定プレーオフ第2節・レンジャーズ戦の前日記者会見で「イデグチは明らかに出場機会に恵まれておらず、本人にとっても私にとっても少し難しい状況だ。井手口は、チャンスをつかめば、きっと強い選手になると思っているからね。だが、試合の流れによってここまで出番が少なくなっている」と語っている。

 また『デイリーレコード』は指揮官の発言をうけて「ポステコグルーはイデグチに対して、チャンスが来たときにそれをものにするよう促した。ただ、今シーズンのセルティックの勢いを踏まえると、彼のチャンスがここ数試合で訪れる可能性は低いかもしれない」

 「それでもルティックが今後数週間のうちにプレミアシップのタイトルを確実なものにしようとする中、試合終盤に出場する可能性はあるだろう」と見解を披露。今季残り試合での井手口陽介のスタメン出場が絶望的であるものの、試合展開によっては途中からピッチに立つことも考えられると主張している。