
PSVアイントホーフェン所属の日本代表MF堂安律(23)が、昨季終了後にPSV残留に至った背景を語った。28日、オランダメディア『VOETBAL』が伝えている。
同選手は2020/21シーズン終了後にアルミニア・ビーレフェルトでのレンタル移籍を終えてPSVアイントホーフェンに復帰。ブンデスリーガ複数クラブからの関心が伝えられていたが、PSVに残留していた。
そして今季はし烈なポジション争いの中でここまでエールディビジ(オランダ1部)で30試合中14試合に先発出場にとどまっているものの、6ゴール1アシストをマーク。欧州カップ戦では12試合中10試合の出場で1ゴール2アシストをあげている。
そんな堂安律は『VOETBAL』のインタビューに対応。PSV残留の舞台裏を聞かれると「ブンデスリーガから多くの関心がありましたし、チャンスを求めて移籍したかったんですけど、監督が行かせてくれなかったですね」
「監督は『ここに残るべきだ』と僕に言ってきたんです。僕のクオリティに全幅の信頼を置いている、ここで出場時間を確保できると説得されたんです」とロジャー・シュミット監督と面談していたことを明かしている。
同選手は昨年7月から8月にかけてU24日本代表の一員として東京五輪男子サッカー競技に出場。そのため、UEFAチャンピオンズリーグの予選でプレーすることはできなかった。このことについて本人は「チャンピオンズリーグの予選で、チームがとても良いプレーをするのは見ていました。僕はその場にいませんでしたし、その前のシーズンはPSVでプレーしていなかったので、その時は自分のクラブという感じがしなかったんです」
「けど監督は僕に約束してくれましたし、その約束は最終的にすべて実現しましたね」とコメント。シュミット監督からの説得により残留を決断したことに対する満足感をあらわにしている。
ただ、PSVはすでに今季限りでのロジャー・シュミット監督退任を発表。現役時代にPSVやマンチェスター・ユナイテッド、レアル・マドリードでプレーしていたルート・ファン・ニステルローイ氏が来季からチームを率いることになっている。現指揮官のもとでのプレーに満足していた堂安律がどのような決断を下すのか注目が集まる。
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