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エバートン降格危機に妻が介入?ランパード監督が衝撃発言「起用法決定は任せていないが…」

フランク・ランパード監督 写真:Getty Images

 エバートンのフランク・ランパード監督は、選手の起用法をはじめ自身の悩みを妻のクリスティンに相談していることを明かした。29日、イタリアメディア『イル・ポスティチポ』が伝えている。

 ランパードは2018年5月にダービー・カウンティで監督業をスタート。2019年7月から昨年1月にかけてチェルシーを率いていた。また、今年1月31日にエバートンの指揮官に就任。2部降格の危機に直面するクラブの立て直しを求められたが、リーグ戦残り6試合で2部降格圏内の18位と依然として厳しい状況に置かれている。

 その中、『イル・ポスティチポ』はイギリスのポッドキャスト番組『High Performance』出演時に同監督が残したコメントを紹介。これによると、指揮官は「(私の発言で)新聞にすごいネタを提供してしまうことは承知しているが、私はよく妻に助けを求めている。サイドバックでどの選手を起用するのか決めてもらうわけではないが、サッカーに関する個人的な問題があるとき、自宅で彼女に相談している」

 「『クリスティン、この問題についてどう思う?』、『昨日、練習をサボった選手がいたが、それでも次の試合で起用しないといけない。どう思う?』と聞くと、『(その選手に)ガールフレンドはいる?結婚はしている?(その選手が)抱えている問題はない?ガールフレンドとは話したことがある?』という感じで聞き返してくれる。ライフコーチではないが、帰宅したときに悩みの相談ができて、違う視点から回答してくれるから本当に助かる」と妻に対して感謝を述べたようだ。

 また、ランパード監督は妻との関わり方によって、サッカーの本質を思い出しているとのこと。指揮官は番組内で「クリスティンは家にいる時いつも試合を見ているから、この状況に疲れそうだと冗談を言ってくる。私がサッカーの話を始めると、会話が少し退屈になる。ただ、妻は試合のことについて話していることを思い出させてくれる」

 「彼女は(試合内容を)批判するのではなく、もしかしたら私が何かに対して過剰に反応しすぎていて、明らかな何かを見逃しているのではないかと説明してくれる。私たちが話しているのはサッカーというゲームそのものであり、人と関わっていることをわすれてはいけないんだ」と語っていたという。

 妻のアドバイスを頼りにしながらエバートンを指揮しているランパード監督。プレミアリーグ残留を果たした時には、妻に対して最大限の感謝の気持ちを伝えるべきかもしれない。