元徳島ヴォルティスのイタリア人MFクリスティアン・バトッキオ(30)は先月末、リーガMX(メキシコ1部)のウニベルシダ・ナシオナル(UNAMプーマス)を契約解除により退団した。そんなバトッキオの新天地はイタリア国内クラブになる可能性があるようだ。24日、イタリアメディア『LA CASA DI C』が伝えている。
同選手は昨年7月に徳島ヴォルティスを退団してUNAMプーマスに加入。2021/22シーズンのリーガMX前期では17試合中13試合でピッチに立ったものの、先発出場は5試合にとどまっていた。そして1月11日に開幕したリーガMX後期ではここまで10試合中6試合でベンチ外に。北中米カリブ海の王者を決めるCONCACAFチャンピオンズリーグでも4試合中3試合でメンバー外と厳しい立場に置かれていた。
そんなバトッキオについては、加入当初から低調なパフォーマンスを露呈していることから、サポーターの批判対象となっていることが度々報じられていた。また、先月下旬の練習試合後にはサポーターが同選手退団を求める抗議活動を展開するなど深刻な事態に発展。UNAMプーマスは先月30日にバトッキオが個人的な理由により退団したと公式発表していた。
『LA CASA DI C』の報道によると、バトッキオにはセリエB(イタリア2部)のポルデノーネ・カルチョが関心を寄せているとのこと。ポルデノーネは今季リーグ戦で序盤から苦戦を強いられると、残り3試合の時点で勝ち点17の獲得にとどまっており最下位に低迷。セリエC降格圏外の17位コゼンツァに11ポイント差つけられており、すでにセリエC降格が確定している。
『LA CASA DI C』はポルデノーネの来季チーム編成について「大幅なメンバーの入れ替えが行われる」と予想。現在無所属であるバトッキオが獲得候補に含まれていると主張している。徳島ヴォルティスをわずか数ヶ月で退団し、メキシコで難しい時間を過ごしたバトッキオは、イタリア3部の舞台で再出発を図るかもしれない。
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