セルティックには日本代表FW古橋亨梧(27)をはじめ日本人4選手が在籍している。その中、今季終了後の新戦力候補にアルミニア・ビーレフェルト所属のMF奥川雅也(25)が挙がっているようだ。20日、セルティックの専門サイト『THE CELTIC BHOYS』が伝えている。
奥川雅也は昨年1月末にオーストリア1部の強豪レッドブル・ザルツブルクからビーレフェルトへ移籍。昨季終盤からレギュラーに定着すると、今季もここまでリーグ戦30試合中25試合で先発出場して8ゴール1アシストをマーク。チームが2部自動降格圏に沈む中、トップ下や左サイドなど前線の複数ポジションを任せられている。
『THE CELTIC BHOYS』は「セルティックにブンデスリーガのスターであるオクガワ獲得のチャンスがある」という見出しをうち、奥川雅也がセルティックに移籍する可能性を報じている。
これによると、セルティックは今季のスコティッシュ・プレミアシップ(スコットランド1部)で優勝した場合、来季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ出場権を獲得する可能性があるとのこと。「CL出場権を獲得できれば、今夏の移籍市場でさらにチームを強化することが期待できるだろう」と補強を行う可能性があるという見方を示している。
また、『THE CELTIC BHOYS』は今月17日開催のスコティッシュカップ準決勝・レンジャーズ戦での試合内容を踏まえて、攻撃的MFの獲得を推奨。具体的な候補として奥川雅也の名前を挙げている。
そして「2部降格の可能性が十分にあるチームの中で目立つ存在となっている」と奥川雅也を評価した上で「もし2部降格が現実のものとなればセルティックにとって彼と契約する大きなチャンスとなり、もしかしたら格安の移籍金で獲得できるかもしれない」と主張。
さらには「ビーレフェルトは200万ユーロ(約2億6000万円)以下で彼と契約したとみられるが、オクガワのようなポテンシャルを秘めた選手にとっては、その倍の移籍金でもバーゲン価格と言えるかもしれない」と説明するなど、格安で獲得可能な“掘り出し物”として同選手に注目している。
なお、ビーレフェルトはブンデスリーガ第30節終了時点で勝ち点26の獲得にとどまっており、2部入れ替え戦圏内の16位シュツットガルトに2ポイント差を付けられている。また、今月20日にはフランク・クラマー監督を成績不振により解任している。
A代表招集歴はないものの、今季ブンデスリーガで本来のパフォーマンスを発揮している奥川雅也。『THE CELTIC BHOYS』も「オクガワは優れたドリブラーであり、狭いスペースでプレーすることができる。そしてボールを持っていないときのプレッシャーのかけ方も非常にうまい」とアンジェ・ポステコグルー監督のスタイルにはまる可能性に触れているだけに、今季終了後の去就に注目が集まる。
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