Jリーグ ヴィッセル神戸

「神戸は頭を使って戦う上に…」香港・傑志選手が脱帽!再戦への修正点も語る

クレイトン(写真左)と酒井高徳(写真右) 写真:Getty Images

 ヴィッセル神戸は今月19日、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)東地区グループステージ第2節で傑志(香港)と対戦し、2-1で勝利した。傑志所属のMF陳晉一(19)は試合後、ヴィッセル神戸のレベルの高さについて語った。20日、香港メディア『香港01』が伝えている。

 傑志は今年1月から香港リーグ戦やカップ戦が中止となっていたこともあり、3カ月以上にわたり公式戦を行えていなかった。しかし3月からタイ国内でトレーニングや親善試合を行っていると香港紙『明報』が報道。現地の気候や環境に慣れると、今月16日のグループステージ初戦では、チュンライ・ユナイテッド(タイ1部)相手に1-0と勝利していた。

 しかしヴィッセル神戸との一戦では、15分にMF郷家友太(22)に先制ゴールを許すと、0-1で迎えた85分にはMF井上潮音(24)にゴールネットを揺らされる。それでも後半アディショナルタイムにFWアレックス・アカンデ(33)のゴールで1点差に詰め寄るなど粘り強さを発揮。1-2と敗れたものの、終盤はヴィッセル神戸を苦しめた。

 この試合でフル出場した陳晉一は試合後のメディアインタビューで「4日間で2試合というハードスケジュールだったし、足も痛かった。その中でヴィッセル神戸のようなレベルの高い相手と対戦して、フィジカル面だけでなくメンタル面でも疲弊したよ」と過密日程ならではの難しさを語っている。

 そしてヴィッセル神戸の印象を聞かれると「彼らは頭を使って戦う上に協調性も高い。僕たちはもっと集中しないといけないし、彼らのやり方、それに僕たちのディフェンスのやり方を考えなければならないんだ」とコメント。戦術面におけるレベルの高さに触れた上で、グループステージ最終節での対戦にむけて戦い方を再考する必要性を強調した。

 傑志はこの後、今月28日にグループステージ第5節・チェンライ・ユナイテッド戦に臨み、5月1日の最終節でヴィッセル神戸と再び相対する。同組だった上海海港のACL参加辞退により、チェンライ・ユナイテッド戦まで中8日とゆとりのある日程となっただけに、より万全に近い状態で残り2試合に臨むことが予想される。