
バルセロナ所属のフランス人DFサミュエル・ユムティティ(28)は、今月17日の全体トレーニング終了後に自家用車のフェラーリを叩いた子供に対して叱ったことで注目を集めている。イタリアメディア『イル・ポスティチポ』が報じている。
同選手は2016年7月にバルセロナへ加入したものの、高額年俸を受け取りながら負傷離脱を繰り返したことによりサポーターから批判を浴びている。また、昨季終了後にも退団が噂されていたが契約延長を行い残留。今季もコンディション不良に悩まされており、昨年12月12日開催のラ・リーガ第17節CAオサスナ戦をのぞき公式戦でピッチに立っていない。
そんなユムティティは17日、自家用車のフェラーリでシウタ・エスポルティバ・ジョアン・ガンペール(バルセロナの練習施設)を後にする際、出待ちをしていたサポーターに助手席側からサインを行っていた。しかし、運転席側の窓を叩く子供に苛立ちを隠せず「見てるぞ、触るな」とジェスチャーを交えながら立腹。サポーターに対して苦い表情を浮かべると、途中でファンサービスを切り上げてその場を後にしている。
その時の様子はすでにSNSで拡散されているが、多くのサポーターからは「年俸が高いにもかかわらず試合に出場していない。サポーターをもっと大事にするべきなのでは?」などの不満の声が上がっている。
『イル・ポスティチポ』の伝えるところによると、ユムティティが昨年12月にもサポーターの振る舞いに対して不満を持っていたとのこと。信号待ちの時に熱狂的なサポーターが車を囲んだほか、一部の人間はボンネットに乗ったという。サポーターの行き過ぎた行為に対して同選手は不満を抱いているはずだ。
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