ベトナム代表MFグエン・クアン・ハイ(24)はベトナム1部のハノイFCを退団したが、Jリーグ移籍に近づいているようだ。12日、タイ紙『TNN』が報じている。
身長168cmで左利きの同選手は、FIFAワールドカップ・カタール大会アジア最終予選では全10試合でスタメン出場するなど、ベトナム代表の中心選手として活躍。昨年12月5日から今年1月1日にかけて行われたAFFスズキカップ(東南アジアサッカー選手権)では6試合中5試合で先発出場して2ゴール2アシストをマークしていた。
また、2015年からハノイFCでプレーしていたが、選手サイドとクラブ幹部による契約延長交渉が決裂。今月12日をもって契約満了によりハノイFCを退団している。
そんなクアイ・ハイの去就については、欧州複数クラブが関心を寄せているとインドネシアメディア『BOLA TIMES』が今年1月末に報道。くわえて選手サイドが北海道コンサドーレ札幌からのオファーを拒否したと伝えられていた。
『TNN』はクアイ・ハイの新天地について「ヨーロッパに移籍するという噂が飛び交っていたが、日本のトップクラブで挑戦することにある」と報道。くわえて、Jリーグ関係者の話として「現在は鹿島アントラーズが彼の移籍先として有力視されている」と伝えている。
そして欧州ではなく日本へ移籍する可能性が高い理由について「ヨーロッパのコンペティションは8月からしか行われない。逆にJリーグの場合は早ければ6月にもプレーの機会を得ることができるかもしれない」と説明している。
なお、ベトナム人選手ではセレッソ大阪にGKダン・バン・ラム(28)が在籍しているほか、今季開幕前にはサイゴンFC所属の4選手がアスルクラロ沼津やFC琉球に期限付き移籍している。ベトナムのトッププレーヤーであるクアイ・ハイの動向に引き続き注目が集まる。
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