日本代表元監督のバヒド・ハリルホジッチ氏はFIFAワールドカップ・カタール大会前のモロッコ代表監督解任が噂されているが、ここにきてエジプト代表監督候補に挙がっているようだ。12日、モロッコメディア『Lions de L’Atlas』が伝えている。
同氏は日本代表の監督解任後、2019年8月にモロッコ代表監督に就任。グループステージ方式によるカタールW杯アフリカ2次予選でスーダン、ギニアビサウ、ギニアを相手に6戦全勝でホームアンドアウェイ方式の最終予選に進むと、コンゴ民主共和国代表相手に1勝1分として、W杯本大会出場を決めていた。また、カタールW杯グループリーグでベルギーやクロアチア、カナダと対戦することが決まっている。
一方、ハリルホジッチ氏は日本代表監督時代にも一部選手との確執が噂されていたほか、モロッコ代表でもチェルシー所属MFハキム・ツィエク(29)やアヤックス所属DFノゼア・マズラウィ(24)を代表チームから追放。同監督の強硬なやり方にモロッコ国内から批判の声が上がっている。
また、王立モロッコサッカー連盟(FRMF)代表でFIFA理事でもあるファウジ・レキア氏は先週、モロッコ国内メディアのインタビューで「ツィエクとマズラウィが代表チームへ復帰できるようにするために、解決すべき、解決する予定の問題が進行中である」とコメント。W杯前のハリルホジッチ監督解任を視野に入れていることを明かしているほか、後任候補の選定に着手したと伝えられている。
その中『Lions de L’Atlas』の報道によると、エジプトサッカー協会(EFA)がハリルホジッチの招へいに動く方針を固めたとのこと。エジプト代表はW杯アフリカ2次予選でガボン、リビア、アンゴラを相手に4勝2分で最終予選に進出。セネガルとの最終予選では1stレグで0-1と敗れ、2ndレグで1-0と追いついたが、PK戦の末に敗戦。W杯出場を逃したことをうけて、今月11日にカルロス・ケイロス監督の辞任が正式決定していた。
なお、ハリルホジッチ氏はコートジボワール代表を南アフリカW杯出場に導くと、2014年のブラジルW杯ではアルジェリア代表を率いてベスト16入り。そして日本代表指揮時にもロシアW杯本大会出場権を獲得していたが、ロシアW杯本大会出場権をもたらしていたが、本大会開幕2カ月前の2018年4月に解任となっていた。
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