横浜F・マリノス元監督であり、現在セルティックを率いるアンジェ・ポステコグルー氏はプレミアリーグ移籍の可能性が噂されている。その中、日韓W杯のイングランド代表であるダニー・ミルズ氏が否定的な見解を示した。10日、英メディア『フットボール・インサイダー』が伝えている。
ポステコグルーは昨年6月に横浜F・マリノス指揮官を退任し、スコティッシュ・プレミアシップ(スコットランド1部)のセルティック監督に就任。2021/22シーズン開幕から6試合で3敗を喫していたが、昨年10月以降は確かな手腕を発揮。欧州カップ戦では敗退したものの、スコットランド・リーグカップで優勝しているほか、リーグ戦でも33試合を終えて首位に立っている。
ポステコグルーに対する評価はイギリス国内外で高まっているが、先日にはオーストラリアのラジオ局『SEN』のサッカージャーナリストであるサイモン・ヒル氏が「いずれはプレミアリーグで仕事をしたいと思っているだろうし、タイトルを獲得するたびに、プレミアリーグ挑戦に近づいていくものだと私は考えている」と語っていた。
一方、元イングランド代表のミルズ氏はポステコグルーがプレミアリーグのクラブを率いる可能性について聞かれると「まだ分からない。彼は、自分の知っている選手をアジアからたくさん連れて来ている。それにまわりはスコットランド・プレミアシップとプレミアリーグのレベルが違うということを理解している」と語っている。
つづけて「(スコティッシュ・プレミアシップは)現実的には、まだ2クラブの(が優勝争いする)リーグにしかすぎない。レンジャーズはやや調子を落とした。スティーブン・ジェラードを失ったことは彼らにとって大きな痛手だった」
「セルティックの調子は少し上向いており、レンジャーズは少し下がっている。(両クラブの差が)まるでもっと大きいように見える。UEFAチャンピオンズリーグでどのような実績を残すのか、この先の移籍ウィンドウでどのような選手を獲得するのか見たい。もう少し様子を見る必要がある。レンジャーズが少し落ちたからと言って、それが全てを語っているわけではない」とコメント。ポステコグルー監督の手腕やセルティックの戦いぶりに対する周囲の過大評価を指摘した。
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