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VfLボーフムに所属する日本代表FW浅野拓磨(27)は今月2日、ブンデスリーガ第28節・ホッフェンハイム戦で2ゴールをあげたが、試合後のメディアインタビューにおける発言で話題を呼んでおり、ドイツ紙『キッカー』も反応している。
同選手はホッフェンハイム戦で先発出場。28分に左サイドでボールを持つとキレのあるドリブルで中央へ切れ込むと、ペナルティエリア手前で右足を振りぬきゴールマウス左隅を揺らしている。そして1-1で迎えた59分にはロングフィードに対する相手ディフェンダーと競り合いで入れ替わり、ピッチ中央からゴール前まで独走。ゴールキーパーとの1対1で冷静に流し込んでいる。
ホッフェンハイムのホームスタジアムで行われたこの一戦では、ドイツ代表のハンジ・フリック監督も視察に訪れていた。ところが浅野拓磨は試合後のメディアインタビューで「フリックのことを知っているか」と聞かれると、「ハンジ・フリック、何それ?」とコメント。これに対しえアナウンサーが「ハンジ・フリックはドイツ代表監督だ」と教えると、浅野拓磨は笑みを浮かべながら相槌をうっている。
この浅野拓磨のコメントについて『キッカー』は「先週の土曜日、ボーフムがホッフェンハイムに勝利した後のインタビューは少々奇妙なものだった。アサノがブンデスリーガで初めて躍動したので、当然この日本人がインタビューの相手として求められた」と報道。同選手とアナウンサーのやり取りとあわせて伝えている。
ドイツ代表はカタールW杯欧州予選・グループJを9勝1敗で終え、グループ首位でW杯本大会出場権を獲得。日本時間2日に行われたW杯抽選会の結果、グループEでスペイン代表、日本代表、それにニュージーランド代表とコスタリカ代表による大陸間プレーオフの勝者と対戦することが決まっている。
なお、浅野拓磨は負傷離脱したFW大迫勇也(31)の代役として先月24日開催のオーストラリア戦で先発出場し、W杯出場に貢献していた。
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