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川辺駿、W杯日本代表“滑り込み”へ意欲!「自分のことに集中」最終予選出場なしも…

川辺駿 写真:Getty Images

 スイス1部のグラスホッパー・クラブ・チューリッヒに所属するMF川辺駿(26)がFIFAワールドカップ・カタール大会出場への意気込みや、Jリーグとスイスサッカーの違いについて語っているようだ。

 同選手はジュビロ磐田やサンフレッチェ広島で成長を遂げると、昨年7月にグラスホッパーへ完全移籍。今季はここまでリーグ戦28試合中23試合でスタメン出場して6ゴール2アシストと結果を残している。また、今年1月5日にはプレミアリーグのウルバーハンプトン・ワンダラーズへ完全移籍することが決定。現在は今季終了後までのレンタル移籍という形でグラスホッパーにとどまっている。

 一方、川辺駿は昨年3月の国際親善試合・韓国戦で日本代表デビューを果たしたものの、ここまで代表戦ではわずか4試合の出場にとどまっている。また、カタールW杯アジア2次予選では2試合の出場で1ゴール1アシストをマークしていたが、最終予選では全試合でメンバー外に。カタールW杯本大会出場にむけて厳しい立場に置かれている。

 インドネシアメディア『skor』が今月4日に伝えたところによると、川辺駿本人は日本代表で出場機会が少ないことについて「もちろんワールドカップに呼ばれたいと思っていますけど、最終予選で(日本代表に)呼ばれなかったのが現実です。今は自分のことに集中して、チャンスを得るためにベストを尽くしますよ」とコメント。W杯の舞台でプレーするためにも所属クラブで結果を残すことに集中する姿勢を見せているという。

 また、明治安田生命J1リーグとスイス・スーパーリーグ(スイス1部)の違いを聞かれると「試合で求められる強度が違いますし、個人能力が優先されますね」と回答。個人能力のレベルアップが求められるという見解を示したようだ。

 森保一監督はCDサンタ・クララ所属のMF守田英正(26)、フォルトゥナ・デュッセルドルフ所属のMF田中碧(23)、VfBシュツットガルトで主将を務めるMF遠藤航(29)の3選手に対して、中盤センターの主力として信頼を寄せている。

 ただ、川辺駿がウルバーハンプトン加入後にプレミアリーグで鮮烈なパフォーマンスを発揮した場合には、カタールW杯本大会でのサプライズ招集が考えられるかもしれない。