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豪州代表が監督続投発表!日本戦黒星後に解任報道飛び交うも…

グラハム・アーノルド 写真:Getty Images

 オーストラリア代表のグラハム・アーノルド監督は、FIFAワールドカップ・アジア最終予選終了後に解任される可能性が伝えられていた。しかし、オーストラリアサッカー連盟(FFA)は31日に同監督の続投を公式発表している。

 オーストラリア代表は昨年10月12日に埼玉スタジアム2002で行われた日本戦で0-1と敗れると、その後も中国やオマーン相手に引き分けるなど勝ち点の取りこぼしが目立っていた。そして今月24日開催の日本戦では、セレッソ大阪所属のFWアダム・タガート(28)やセルティック所属のMFトム・ロギッチ(29)など複数の主力選手を欠く中0-2と敗戦。31日のサウジアラビア戦でも0-1と敗れ、最終予選グループB・3位で終了。最終予選からのW杯本大会ストレートインとはならなかった。

 そんなオーストラリア代表の監督人事については、日本戦後にアーノルド監督解任の可能性をオーストラリア・シドニーの地元紙『シドニー・モーニング・ヘラルド』など複数メディアは一斉報道。後任候補には、オリンピック・マルセイユで日本代表DF酒井宏樹(31)を指導していたアンドレ・ビラス・ボアス氏や、今年2月にリーズ・ユナイテッド監督を解任されたマルセロ・ビエルサ氏、今月15日のAFCチャンピオンズリーグ・プレーオフのヴィッセル神戸戦で善戦を演じたメルボルン・ビクトリーのトニー・ポポヴィッチ監督の名前が挙がっていた。

 しかし、FFAはアーノルド監督の続投を発表。FFAのクリス・ニコウ会長は続投理由について「フットボール・オーストラリアの役員会では、安定した環境を提供し、プレーオフにむけた計画を進めることが重要であると考えた」とFFA公式サイトを通じて説明している。

 なお、オーストラリア代表は6月7日にアジア・プレーオフでグループA・3位のUAEと対戦することが決まっている。また、UAE戦で勝利した場合には13日開催予定の大陸間プレーオフで南米予選5位のペルーと対戦。この試合で勝利すればW杯出場が決まる。