日本代表MF久保建英(20)は29日、FIFAワールドカップ・カタール大会アジア最終予選のベトナム戦で低調なパフォーマンスを露呈。スペイン紙『アス』は同選手がカタールW杯本大会でプレーできない可能性に触れた。
同選手はカタールW杯アジア最終予選でベトナム戦前までわずか1試合の先発出場にとどまっていた。また、森保一監督が「4-3-3」のシステムを採用していることもあり、先月1日のサウジアラビア戦や今月24日開催のオーストラリア戦では出番がなく、一部からは序列低下を懸念する声が上がっていた。
その中で迎えたベトナム戦で久保建英は右サイドで先発出場。髪型を変えたことで注目を集めていたが、ピッチ上では結果を残せず61分で途中交代となった。
そんな久保建英について『アス』は「日本代表はクボに対する信頼を失っている」という見出しをうって酷評。「パス成功率69%、ボールロスト14回」というベトナム戦でのスタッツを紹介した上で「日本ではあらゆることがクボに期待されているが、今やクボの価値はほとんどない。20歳にして日本の偉大なホープが無意味な存在になってしまった。森保一監督の構想で彼の重要性はさらに低下している」と解説している。
そして日本代表での序列について「招集外のドウアン(堂安律)のような攻撃的な選手は、もっと良い待遇を受けるべき」と主張。「イトウ(伊東純也)やミナミノ(南野拓実)は議論の余地がない。ミトマ(三笘薫)は指揮官の考えを根本から変えた。このままだと、クボは岐路に立たされる」と久保建英が厳しい立場に置かれている現状を説明した。
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