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ラ・リーガ首位のレアル、今季無冠ならアンチェロッティ監督を解任?後任はチェルシー監督

トーマス・トゥヘル 写真:Getty Images

 レアル・マドリードが、チェルシーを率いるトーマス・トゥヘル監督の招へいに興味を示しているようだ。イギリス『メトロ』が伝えた。

 UEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦でパリ・サンジェルマンに逆転勝利を収めたレアル・マドリードだが、20日に行われたラ・リーガ第29節のバルセロナ戦では0-4の完敗を喫したことを受けて、カルロ・アンチェロッティ監督に対する批判が強まっている。

 現在はラ・リーガで首位に立ち2位のセビージャとは勝ち点「9」差の状況だが、今季無冠に終わればマドリードのフロンティーノ・ペレス会長はアンチェロッティ監督を解任する構えだという。そして、その後任としてトゥヘル監督を第一候補にリストアップしているとのことだ。

 昨季途中からチェルシーの指揮官に就任したトゥヘル監督は、フランク・ランパード前監督の下で苦戦していたチームを卓越した手腕で見事に立て直し、昨季はCL優勝。今季もクラブ・ワールドカップで優勝を果たすなど好調を維持している一方で、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻を受けて、ウラジーミル・プーチン大統領と親しいロマン・アブラモビッチ氏の資産が凍結されており、選手との交渉が不可になっていることからトゥヘル監督の去就も不透明になっている。