日本代表・海外組 日本代表

ACL神戸戦で証明済!豪州代表FWが日本戦へ注目発言「彼らの弱点は…」

ニコラス・ダゴスティーノ 写真:Getty Images

 日本代表は今月24日、FIFAワールドカップ・カタール大会の本大会出場をかけて敵地でオーストラリア代表と対戦する。このシドニーでの大一番を前にオーストラリア代表選手が日本代表の弱点を語った。21日、オーストラリア紙『オーストラリアン』が伝えている。

 日本代表はカタールW杯アジア最終予選の開幕戦でオマーン相手に0-1と敗れるなど序盤は苦戦を強いられたが、昨年10月に行われたオーストラリア戦での劇的勝利を皮切りに5連勝。先月1日開催のサウジアラビア戦で2-0と勝利して首位サウジアラビアとの勝ち点差を「1」に縮めており、オーストラリア戦勝利でカタールW杯進出が決まる。

 一方、オーストラリア代表は昨年10月12日に埼玉スタジアム2002で行われたカタールW杯アジア最終予選の日本戦で0-1と敗戦。その後もサウジアラビアや中国相手に引き分けに終わるなど、勝ち点の取りこぼしが目立っている。そして今年1月27日開催のベトナム戦では4-0で勝利したものの、先月1日のオマーン戦で2-2のドローに。日本とサウジアラビアの直接対決を残す中、グループBで2位日本との勝ち点差が「3」に広がっている。

 その中、Aリーグ(オーストラリア1部)のメルボルン・ビクトリーに所属するFWニコラス・ダゴスティーノ(24)が母国メディアのインタビューに対応。同選手は今月15日開催のAFCチャンピオンズリーグ・プレーオフでヴィッセル神戸相手に2ゴールをあげている。

 ダゴスティーノは日本人選手に対する印象を聞かれると「日本人選手との対戦でどうなるのか僕は分かっているよ。彼らはテクニックや戦術面で優れている。ボールを持っている時にとてもシャープな動きを見せるけど、守備はそこまで良くないね。ゴールを決めるチャンスはたくさんある」と弱点を指摘。

 つづけて「先週の火曜日の夜に僕たちはそれをやってのけたんだ。アウェーで3ゴールを奪った。あの試合は勝てたはずだし、負けて残念だね。だけど、木曜日の夜には、我々(サッカルーズ)にとってたくさんのチャンスがあるはずだよ」とヴィッセル神戸戦で自信をつかんだことを明かしている。

 そして最後に「木曜日にピッチに立って、少しでもチームの役に立てればと思っている。勝ち点3を取りにいくよ」とカタールW杯出場にむけての意気込みを語った。

 今回のオーストラリア代表メンバーでは、初招集であるパース・グローリー所属のウルグアイ人FWブルーノ・フォルナローリ(34)に注目が集まっている。ただ、ヴィッセル神戸戦で確かな手応えをつかんだダゴスティーノも日本代表にとっては警戒しなければならない存在だ。