セルティックに所属するFW前田大然(24)とMF旗手怜央(24)は、今月下旬のFIFAワールドカップ・カタール大会アジア最終予選2試合に臨む日本代表メンバーに名を連ねている。その中、かつてリバプールやレンジャーズでプレーしていた元スコットランド代表MFチャーリー・アダム(36)が2選手の状態に言及した。7日、セルティックの専門サイト『VITAL CELTIC』が伝えている。
前田大然は昨年12月31日に横浜F・マリノスからセルティックへ正式加入。1月16日のスコティッシュ・プレミアシップ(スコットランド1部)第21節・ハイバーニアン戦でデビューすると、いきなりゴールネットを揺らしていた。ただ、チャンスでゴールを決め切れない場面が目立ったこともあり一部サポーターから批判されているほか、地元メディアは昨年にJリーグで1シーズンをフルに戦ったことによる疲労蓄積の可能性を指摘していた。
一方、旗手怜央は前田大然と同じく1月16日のハイバーニアン戦でデビューすると、いきなりマン・オブ・ザ・マッチ(MOM)に選出。先月2日に行われたレンジャーズとのダービーマッチでは2ゴール1アシストをあげてチームの勝利に貢献したこともあり、セルティックの中盤でレギュラーに定着している。
そんな前田大然と旗手怜央の日本代表招集について、現在ダンディーFCに所属するアダムは「2人は疲れきっているだろうね。日本のリーグからスコットランドのサッカーに移ってきて、ずっとプレーしているんだ。彼らには休息が必要だよ。2人ともよくやっていると思う」と語る。
そして旗手怜央について「ハタテは最初の数試合は素晴らしいプレーを見せていたけど、(最近は)間違いなくコンディションが落ちているように見える。ただ、今は試合数が多いからね。彼は世界の反対側へ旅をしなければいけないんだ。日本代表でプレーしてまた戻ってくる。だから、セルティックは日本の選手たちを休ませることに必死になるだろうね」と自身の見解を述べた。
なお、日本代表は今月24日にオーストラリア戦、29日にベトナム戦を控えている。セルティックが来月3日にレンジャーズとの大一番を迎えているだけに、両選手のコンディションが気になるところだ。
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