かつて横浜F・マリノスや大宮アルディージャでプレーしていた北マケドニア代表MFダビド・バブンスキー(28)が、FC町田ゼルビアや鹿児島ユナイテッドFCに在籍していた弟のFWドリアン・バブンスキー(25)とともにFIFAワールドカップ・カタール大会出場をかけた大一番に臨むことになった。
ダビド・バブンスキーはバルセロナの下部組織やセルビア1部の強豪レッドスター・ベオグラードなどをへて、2017年1月に横浜F・マリノスへ加入。横浜F・マリノスでおよそ1年半にわたり在籍した後は、大宮アルディージャで2019年12月までプレーしていた。そして大宮アルディージャ退団後は、ルーマニア1部のボトシャニやFCヴィトルル・コンスタンツァをへて、昨年7月にハンガリー1部のデブレツェニと2023年6月までの2年契約を結んでいる。
一方、レアル・マドリードの下部組織出身であるドリアン・バブンスキーは、スペイン3部のCFフエンラブラダやスロベニア1部のNKオリンピア・リュブリャナなど複数クラブをへて、2017年8月から2020年12月まで鹿児島ユナイテッドやFC町田ゼルビアでプレーしていた。
そしてFC町田ゼルビア退団後はブルガリア1部のPOFKボテフ・ヴラツァに在籍していたが、今年1月17日にハンガリー1部のデブレツェニと2024年6月までの2年半契約を締結。人生で初めて兄ダビドとチームメイトになり、現地や日本国内で話題を呼んでいたほか、すでにリーグ戦数試合で兄弟揃って先発出場している。
兄ダビドは先月中旬にフランスメディア『SO FOOT』のインタビューを受けた際、「今年の目標のひとつだけど、兄弟揃って代表チームに選ばれたいね。もちろんひとりの選手・人間としてベストな自分に少しでも近づけるよう、向上心を持ち続けたいと思っているよ」と語っていた。
また、弟ドリアンは「次のワールドカップで兄と一緒に北マケドニアのユニフォームを着てピッチに立てたら素晴らしいんだろけど、かなり難しいだろうね。イタリアに勝たなければいけないし、その後にはトルコかポルトガルと対戦するしね。ただ(ワールドカップでプレーできることを)信じるだけさ」とFIFAワールドカップ・カタール大会で兄と一緒にプレーするという夢を明かした。
その中ハンガリーメディア『dehir』は9日、今月下旬開催予定のカタールW杯欧州予選プレーオフに臨む北マケドニア代表メンバーにバブンスキー兄弟ともに選出されたと報道。兄ダビドは代表戦で過去に7試合出場していたが、最後のピッチに立ったのは2017年3月のロシアW杯欧州予選・リヒテンシュタイン戦である。また、弟ドリアンはこれまでA代表に招集されたことがない。
なお、北マケドニア代表は今月24日に欧州予選プレーオフ準決勝でイタリアと対戦。イタリアに勝利した場合は今月29日にW杯本大会出場をかけてポルトガル、またはトルコとの一発勝負に挑む。
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