明治安田生命J2リーグの横浜FCに所属する元日本代表MF中村俊輔(43)は、かつてセルティックで活躍していた。そんな中村俊輔の凄さを当時のチームメイトが語っている。8日、イギリスメディア『フットボール・スコットランド』が伝えた。
中村俊輔は横浜F・マリノスやイタリアのレッジーナをへて、2005年7月にセルティックへ加入。移籍1年目からレギュラーに定着すると、リーグ3連覇や国内カップ戦のタイトル獲得に貢献。4シーズンにわたってクラブに多大な功績をもたらしたレジェンドとして、今での多くのサポーターに慕われる存在だ。
そんな中村俊輔と2007年1月からおよそ2年半にわたりセルティックでプレーしていたポール・ハートリー氏(45)はイギリスメディアの取材に応じた際、「ナカムラは僕がこれまで一緒にプレーしてきた選手の中で、間違いなく最高の選手だったよ。彼の動きは滑らかだったんだけど、しっかり準備をしていたね。試合が終わってから1時間半から2時間にわたってジムにいたんだ」と中村俊輔のプロフェッショナルな姿を語っている。
つづけて「フリーキックの練習では、通訳と一緒に行っていた。ボールが彼(通訳)の前をビュンビュン飛んでいくのさ。彼のボールタッチや(試合に向けての)準備もそうだけど、(試合での)走行距離もすごかったね。1試合あたり平均11kmだけど、彼は毎試合13km走っていたんだ」とコメント。足元の技術やメンタリティのみならず、ピッチを走り回る中村俊輔の姿に驚いたことも明かしている。
なお、ハートリー氏は現役時代にセルティックをはじめ複数のスコットランド内クラブでプレー。スコットランド代表でも25試合に出場した実績を持っている。今年6月に44歳の誕生日を迎える中でもひとりの選手としてピッチに立ち続ける中村俊輔には、今もなお海外から尊敬のまなざしを向けられている。
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