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「イニエスタのようには…」神戸ボージャンが将来への不安吐露「彼は37歳でもまだ…」

アンドレス・イニエスタ 写真:Getty Images

 明治安田生命J1リーグのヴィッセル神戸に所属する元スペイン代表FWボージャン・クルキッチ(31)が、元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ(37)のメンタリティを称えるとともに、自身の今後に言及した。19日、スペイン紙『アス』が伝えている。

 イニエスタはバルセロナで9度のリーグ優勝や4度のUEFAチャンピオンズリーグ制覇を成し遂げるなど、数多くのタイトルを獲得。2018年5月にヴィッセル神戸へ加入すると、中心選手として活躍。2019シーズンにはクラブに天皇杯のタイトルをもたらしているほか、今季はキャプテンという立場でJ1リーグやAFCチャンピオンズリーグ(ACL)などに挑む。

 一方、ボージャンは2007年に16歳という若さでバルセロナのトップチームに昇格。イニエスタやアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(34)らとともにプレーし、2010/11シーズンまでの在籍期間で3度のラ・リーガ制覇、2度のUEFAチャンピオンズリーグ優勝を経験。2011年7月にローマへ完全移籍すると、ミラン、アヤックス、ストーク・シティ、マインツなど複数クラブに在籍。昨年8月にヴィッセル神戸へ加入し、イニエスタとの再会を果たしている。

 そんなボージャンは『アス』のインタビューで「アンドレス(・イニエスタ)は、サッカー界で唯一無二の選手だ。クオリティ、プレー、パフォーマンスにおいて、彼は何年でもプレーすることができる。それに彼は偉大なプロフェッショナルなのだからね」とバルセロナの“先輩”であるイニエスタの凄みを語る。

 そして「37歳の彼は18歳の選手よりも自分の身体を大切にしているし、37歳でもまだモチベーションと野心を見せているのは彼の功績だ。毎日彼の姿を見ていると、とても刺激になるよ。僕は37歳になっても、彼の半分の意志の強さしか持っていないかもしれないね」とコメント。6年後の自分自身の姿に不安を抱いていることを明かした。

 これまで日本を含めて7か国でプレーするなど、多くの経験を積んでいるボージャン。ヴィッセル神戸で充実した日々を過ごしているが、メンタル面の変化も踏まえてあと何年プレーできるのか気にしているかもしれない。