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「日本代表で注目すべきは…」森保一監督のメンバー選考に豪州メディア驚がく!【動画】

旗手怜央 写真:Getty Images

 FIFAワールドカップ・カタール大会アジア最終予選の日本代表対オーストラリア代表は、3月24日にシドニーのスタジアム・オーストラリアで開催予定となっている。このW杯本大会出場をかけた大一番を前にオーストラリアメディア『オプタス・スポーツ』は14日、日本代表の分析を行った。

 オーストラリア代表は昨年10月12日に埼玉スタジアム2002で行われたカタールW杯アジア最終予選の日本戦で0-1と敗戦。その後もサウジアラビアや中国相手に引き分けに終わるなど、勝ち点を積み重ねられない。そして先月27日開催のベトナム戦では4-0で勝利したものの、今月1日のオマーン戦で2-2のドローに。この結果、グループBの2位日本との勝ち点差が「3」に広がっているほか、3月24日の日本戦で敗れるとW杯本大会ストレートイン圏外の3位以下が確定する。

 一方、日本代表はカタールW杯アジア最終予選の開幕戦でオマーン相手に0-1と敗れるなど序盤は苦戦を強いられたが、昨年10月に行われたオーストラリア戦での劇的勝利を皮切りに5連勝。今月1日開催のサウジアラビア戦で2-0と勝利して首位サウジアラビアとの勝ち点差を「1」に縮めているほか、W杯本大会ストレートインに王手をかけている。

 その中、『オプタス・スポーツ』は「FIFAワールドカップ出場を目指すオーストラリアサッカー界が、またしてもアイデンティティーの危機に直面している中、北の敵国は7大会連続の出場を目指して準備を進めている」と両国代表チームの現状を説明している。

 そして森保一監督のメンバー選考については「日本代表で注目すべきはメンバー表の顔ぶれよりも、むしろメンバー表に載っていない顔触れだ」と切り出すと「Jリーグ王者の川崎フロンターレから推定125万ポンド(約1億9500万円)で移籍し、アンジェ・ポステコグルー率いるセルティックで即戦力となった旗手怜央でさえ23人のメンバーにすら入ることができない状況だ。かつて川崎で活躍し、現在はベルギーのロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズに所属する三笘薫もそうだ」

 「マヨルカでプレーする20歳の久保建英は、この最終予選でのプレー時間がわずか127分だ。PSV所属の堂安律に至ってはわずか32分。これらの選手をほとんど欠いても予選を突破できるのは、日本代表の選手層がいかに厚いかを物語っている」と選手層の厚さについて触れている。

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 なお、オーストラリア代表は日本代表との直接対決を終えると、3月29日にグループB首位のサウジアラビアと敵地で対戦する。W杯本大会出場権をかけた戦いが最終節までもつれることが予想されるだけに、日本代表の今後の戦いに注目が集まる。