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元札幌・鈴木武蔵がコロナ陽性…元FC東京・渡辺剛との日本人対決はお預けに

鈴木武蔵 写真:Getty Images

 かつて明治安田生命J1リーグの北海道コンサドーレ札幌でプレーしていた日本代表FW鈴木武蔵(27)が新型コロナウイルス陽性となったようだ。10日、ベルギーメディア『VOETBAL』が伝えている。

 同選手は2020年8月に北海道コンサドーレ札幌からジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)のKベールスホットVAへ完全移籍。海外挑戦1年目の昨季はリーグ戦34試合中22試合でスタメンに抜てきされ、6ゴール1アシストをマーク。今季は序盤での監督交代がある中、ここまでリーグ戦25試合中11試合の先発出場でノーゴールと結果を残せていない。

 KベールスホットVAは今月13日にジュピラー・プロ・リーグ第26節・KVコルトレイク戦を控えている。その中、鈴木武蔵やオーストリア代表MFラファエル・ホルツハウザー(28)、DFピエール・ブルダン(28)など6選手がPCR検査で新型コロナウイルス陽性と診断され、隔離期間に突入。そのため、FC東京からKVコルトレイクへ完全移籍したDF渡辺剛(25)と鈴木武蔵のマッチアップは実現しないものとみられる。

 なお、KベールスホットVAは開幕から12試合で2分10敗と大きく出遅れると、昨年11月末から先月中旬にかけてもリーグ戦6連敗と苦戦。25試合を終えた段階で勝ち点13の獲得にとどまり、2部降格圏の最下位に沈んでいる。1部残留にむけてこれ以上勝ち点を落とすことが許されない中、チーム内でのクラスター発生がさらなる追い討ちをかける形となりそうだ。