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豪州1部メルボルン・シティが遠藤翼を獲得!日本人初MLSドラフト1位指名の過去

オーストラリアの国旗 写真提供: Gettyimages

 Aリーグ(オーストラリア1部)のメルボルン・シティFCは1日、メジャーリーグサッカー(MLS)のトロントFCを退団していた元U17日本代表MF遠藤翼(28)の獲得を公式発表している。

 遠藤翼はJFAアカデミー福島、アメリカのメリーランド大学をへて、2016年2月にMLSスーパードラフトで日本人初となる1位指名を受けてトロントFCに入団。2018年1月に一度退団したものの、同年8月に再契約。半年間トロントFCのリザーブチームで過ごした後、2019シーズンから再びトップチームでプレーしていた。しかし、2021シーズンは負傷離脱の影響もありリーグ戦でわずか7試合の先発出場にとどまると、年明けに契約満了によりトロントFCを退団していた。

 一方、メルボルン・シティは2020/21シーズンにリーグ戦を15勝4分7敗、勝ち点49を獲得して優勝。上位6クラブによるファイナルシリーズでも決勝でシドニーFCを3-1で下し、レギュラーシーズンとファイナルシリーズの2冠を達成していた。また、今季はここまで9試合を消化して3勝4分2敗で勝ち点13を獲得。国内での新型コロナウイルス感染拡大によりクラブ間で消化試合数にばらつきがあるものの、首位のメルボルン・ビクトリーを2ポイント差で追っている。

 そんなメルボルン・シティは、遠藤翼と今季終了後までの契約期間でサインを交わしたと発表。遠藤翼はメルボルン・シティ加入について「これまでもいつかオーストラリアに行きたいと思っていましたし、メルボルンには素晴らしいものがあると聞いていました。なので、Aリーグのチャンピオンであるクラブの一員となってとても興奮しています」とクラブ公式サイトを通じてコメントを残している。