セルティックは今冬の移籍ウィンドウで日本代表FW前田大然(24)やMF旗手怜央(24)、MF井手口陽介(25)らを獲得した。その中、セルティックU18のスチュアート・マクラーレン監督がアンジェ・ポステコグルー監督による相次ぐ日本人選手の獲得を称賛した。1日、オーストラリアメディア『FTBL』が伝えている。
セルティックは2020/21シーズンにリーグ優勝を逃すと、昨年6月に当時明治安田生命J1リーグの横浜F・マリノスを率いていたアンジェ・ポステコグルー監督を招へい。7月にはヴィッセル神戸から日本代表FW古橋亨梧(27)を獲得すると、古橋亨梧やポルトガル人FWジョタ(22)の活躍もあり、昨年10月以降はスコティッシュ・プレミアシップ(スコットランド1部)で無敗を維持している。
その中、セルティックは昨年12月31日に旗手怜央、前田大然、井手口陽介の獲得を発表。3選手は今月17日開催のスコティッシュ・プレミアシップ(スコットランド1部)第21節・ハイバーニアン戦でデビューすると、前田大然が移籍後初ゴールをマークしたほか、旗手怜央はマン・オブ・ザ・マッチ(MOM)に選出されている。くわえて旗手怜央は26日の第22節・ハーツ戦で強烈なミドルシュートからゴールを決めるなど、新天地で早くも存在感を発揮している。
一方、マクラーレン氏は2010年に当時ポステコグルーの率いていたブリズベン・ロアーのコーチに就任する予定だったものの、クラブの財政悪化により実現に至らなかった。その後はスコットランドのスターリング・アルビオンFC、スコットランドU16代表を率いていたが、先月にセルティックU18の監督に就任している。
そんなマクラーレン氏は『FTBL』のインタビューに応じると、ポステコグルー監督に関して心配していたことについて「アンジェにとって唯一の懸念点は、多くの監督と同様に、彼が自分のスタイルを実行し、自分のプレースタイルに合った選手を獲得するための時間を得られるかどうかということだった」
「スコットランドやヨーロッパから見れば、彼の知名度はそれほど高くはなかった。オーストラリアや日本では彼の実力は知られていたが、それ以外の国ではそれほど知られていなかった」と語っている。
そして現在日本人選手を4名抱える中で結果を残していることには「アンジェはヨーロッパで伝統的に過小評価されてきた日本のマーケットを評価することで、移籍市場でとても賢明な動きを見せていた」
「古橋亨梧、前田大然、井手口陽介のような選手は、他のマーケットだと10倍以上の値段でも手に入らない。アンジェは、非常に抜け目のない取引をしてくれたのさ」とコメント。ポステコグルー監督がより安価な移籍金で獲得可能なJリーグ市場に注目していたことを高く評価した。
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