セルティックに所属する日本代表FW古橋亨梧(26)は、今月末から来月はじめにかけて行われるFIFAワールドカップ・カタール大会アジア最終予選2試合の欠場が濃厚となっている。その中、英紙『デイリーレコード』が16日、同選手の日本代表招集見送りがセルティックにとってプラスに働く可能性を伝えた。
古橋亨梧は今年7月に明治安田生命J1リーグのヴィッセル神戸からセルティックへ完全移籍。海外挑戦1年目ながらも、今季ここまで公式戦26試合に出場して16ゴール5アシストをマーク。中心選手としてチームをけん引するとともに、アンジェ・ポステコグルー監督から絶大な信頼を寄せられている。
しかし、同選手は過密日程の影響もあり、昨年12月26日に行われたスコティッシュ・プレミアシップ(スコットランド1部)第20節・セント・ジョンストン戦でハムストリングを負傷。前半15分でピッチを後にしていた。また、今週も全体トレーニングには姿を見せず、個別メニューで調整。17日開催の第21節・ハイバーニアン戦を欠場するものとみられる。
その中、日本代表率いる森保一監督は日本国内メディアの取材で、古橋亨梧やサンプドリアのDF吉田麻也(33)ら複数選手の招集が困難であることを明言。カタールW杯アジア最終予選の中国戦、サウジアラビア戦にむけて不安材料を抱えていることを認めた。
一方、セルティックは日本代表戦開催期間中も、リーグ戦が控えている。中でも2月2日には首位レンジャーズとの直接対決を控えており、優勝争いを左右する上で重要な一戦と位置付けられている。『デイリーレコード』は古橋亨梧が日本代表に招集されない場合、怪我の回復次第ではレンジャーズとのダービーマッチでピッチに立つ可能性があると主張しているのだ。
なお、セルティックはリーグ戦20試合終了時点で勝ち点45を獲得しているものの、首位レンジャーズから6ポイント差をつけられている。直接対決での勝利が逆転優勝への必要条件であるだけに、現地では古橋亨梧の代表戦欠場、そして早期復帰を期待する声が上がっているようだ。
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