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堂安律「ブンデスはすべてが違う」PSV復帰後のターニングポイントも告白

堂安律 写真提供: Gettyimages

 PSVアイントホーフェンに所属する日本代表MF堂安律(23)がブンデスリーガでの経験によって得られたものを明かしている。16日、オランダメディア『NOS』が伝えた。

 同選手は昨季終了後にアルミニア・ビーレフェルトでのレンタル期間を終えてPSVに復帰。アイントラハト・フランクフルトやマインツ、ボルフスブルク、フライブルクなどドイツ国内の複数クラブからの関心が伝えられていたものの、PSVが600万ユーロ(約7億8000万円)以上の移籍金を要求。正式なオファーは届かず、PSVで今季開幕を迎えていた。

 そんな堂安律は、昨年10月の日本代表チーム合流直後にひざを負傷してしばらく戦列を離れていたが、11月4日開催のELグループステージ第4節・モナコ戦で復帰。以降はし烈なポジション争いの中でリーグ戦4試合つづけて先発出場すると、2ゴール1アシストをマーク。12月23日のエールディビジ第18節・ゴーアヘッド戦を欠場したが、今月16日に行われたフローニンゲンとの古巣対戦で再びスタメン出場している。

 そんな堂安律は『NOS』の取材に応じると、PSVでの現状について「(PSVが売却に失敗したので、)僕は自分の居場所のために戦い続けなければならない。その中で本当の堂安律がAZ戦で初めて見えた」とコメント。昨年9月12日開催のAZ戦でゴールを決めたことがひとつのターニングポイントになったという考えを明かしている。

 また、同選手はビーレフェルトへのレンタル移籍期間中に感じたことを聞かれると「ドイツでの対戦相手は、これまでで一番強い。すべてが違う。フィジカル、スピード、インテンシティ。すべての面でトップレベルになければならない。このリーグが僕に成長の機会を与えてくれたことを嬉しく思っている」と語るとともに、ブンデスリーガでプレーしたことによって自信を得たことを明かした。